ふんわりとしたシルエットがかわいいベビーブルマ。赤ちゃんの動きを活発にしながらも、写真映えするコーディネートアイテムとして人気です。手作りなら生地選びやデザインを自由に楽しめます。
本記事では初心者さんも安心のベビーブルマの作り方を、必要な材料や基本ステップを交えて丁寧に解説します。生地の選び方から縫い方、仕上げまでステップごとにわかりやすく紹介します。小さな赤ちゃんにも安心なコットンやガーゼがおすすめで、通気性や肌触りも抜群です。かわいいブルマを作って赤ちゃん期の思い出を彩りましょう!
目次
初心者でも安心!ベビーブルマの作り方ガイド
ベビーブルマはパーツが少なく、布裁断や縫い合わせの手順がシンプルなので、手芸初心者でも取り組みやすいアイテムです。ふんわりゆったりしたシルエットのためサイズの幅もあり、型紙通りに作れば基本的な作り方は簡単です。
ここでは材料や工具の準備から、布裁断・縫製の基本ステップまで、ベビーブルマ作りの流れを解説しますので、はじめてでも安心して取り組めます。
ベビーブルマとは?着せる場面と魅力
ベビーブルマは赤ちゃん用のブルマパンツで、オムツを隠したり、ボトムスのかわいいアクセントに使われます。ふんわりとした形状でお尻周りがゆったりしているため、寝返りやハイハイで動きまわる赤ちゃんにも最適です。ワンピースやチュニックの下に合わせると写真映えするコーディネートになり、お出かけにもおすすめです。
ベビーブルマ作りのポイント
ベビーブルマ作りで大切なのは、ゆったりシルエットを生かしたサイズ感と、布選び・裁縫のコツです。おすすめは肌触りの良いコットンやダブルガーゼで、裁断時には縦横の伸縮性を考慮しながら余裕を持って布を取ります。
縫い合わせではパーツを慎重につなぎ、ゴム入れの際には縫い代をしっかり残しておきましょう。ウエストや足回りのゴムは後から簡単にほどけるため、強く縫いすぎずゆるめに調節すると安心です。
ベビーブルマ作りに必要な材料と道具
ベビーブルマ作りに必要な主な材料は、表布とゴムです。表布には赤ちゃんの肌に優しいコットンやダブルガーゼなどの天然素材が向いています。80~90サイズのブルマを作る場合、幅100cmで約40cm程度の布があれば十分です。ゴムはウエスト用・足回り用の2種類を準備し、それぞれ約1cm幅のゴムテープを用意します。また、仕上げにリボンやレースをつける場合は別途用意しましょう。
道具としては、ミシンまたは手縫い針・糸、裁ちばさみ、チャコペン(または布用マーカー)、マチ針、アイロンが必要です。ゴム通しには安全ピンが使えますが、市販のゴム通し具があるとよりスムーズに作業できます。
布の選び方:適した生地とその特徴
ベビーブルマには通気性が良く、肌に優しい素材がおすすめです。例えばコットンやダブルガーゼは吸湿性に優れ、赤ちゃんの肌触りも柔らかく仕上がります。スムースニットやダブルガーゼなど伸縮性のある生地は、動きやすい仕上がりになるのが特徴です。厚手すぎる生地はボリュームが出過ぎてしまうので、薄手~中肉厚の素材を選ぶと作りやすくなります。かわいい柄や色を選ぶとコーディネートが楽しくなります。
ゴム・リボンなどの副資材を準備
ベビーブルマにはウエスト用と足回り用のゴムテープが必要です。一般的にはウエスト用に幅1cm程度、足回り用に幅0.5~0.7cm程度の薄いゴムを使用します。柔らかいニットゴムや布帛用ゴムを選ぶとおなかや足に優しいブルマになります。お好みでレースやリボンを飾りとして付ける場合は、ミシンで縫い付けられる幅を用意しましょう。ゴム通しには裁縫用クリップや安全ピンを使うと作業がスムーズです。
あると便利な道具
ミシンは作業を速く進められるので利用をおすすめしますが、手縫いでも作れる簡単な作業です。裁断には裁ちばさみやロータリーカッター、定規が役立ち、布に印をつけるチャコペンや布用マーカーも用意しておきましょう。ゴム通しには専用のゴム通し具も便利ですが、安全ピンで代用できます。アイロンとアイロン台、糸切りばさみを揃えておけば、縫い合わせる前の布のシワを伸ばしながら作業できて仕上がりがきれいになります。
型紙の準備方法:自作と無料型紙の活用
ベビーブルマを作るには、まず体に合った型紙を用意する必要があります。型紙はインターネットで配布されている無料のものや、本や雑誌の型紙を使うことができます。自分で型紙を起こす場合は、赤ちゃんの寸法を測って型紙に落とし込むステップが必要です。以下で具体的な方法を見ていきましょう。
型紙を自作するコツ: 赤ちゃんのサイズから
赤ちゃんの体にフィットする型紙を作るには、まずウエストやお尻周り、ウエストから股下までの長さを測ります。型紙にはこれらの寸法に余裕を足して反映しましょう。前後身頃は同じ形状で作れるパターンも多いため、まず一枚の紙に基本形を書いてから折り返して対称形を作ると簡単です。各辺に縫い代(約1cm)を付け、紙で試作品を作って実際にサイズを確かめてから布に写すと失敗が防げます。
無料型紙の探し方と活用法
「ベビーブルマ 無料型紙」といったキーワードで検索すると、複数の公式サイトやブログで無料型紙が配布されています。ダウンロードする際は、プリント設定で実際の寸法になるよう拡大縮小設定を確認しましょう。印刷した型紙を紙に写して布に置くか、そのまま布に当てて裁断する方法があります。無料型紙を活用すれば、パターンを一から作る手間が省けるので初心者にもおすすめです。
サイズを測って型紙に合わせる
赤ちゃんのサイズを正確に測ることは、快適なブルマ作りの基本です。ウエストはおへその高さ、太もも周りは一番太い部分で採寸します。測った値に余裕を加え、型紙に反映させましょう。裁断後は布を一度仮縫いして、実際に赤ちゃんにはめてみるとサイズが適切か確認できます。丈は股下から足の付け根までが一般的ですが、季節や好みに合わせて長さを調節してください。
布の裁断ステップ:ベビーブルマを切り出そう
布は裁断前に水通しをしておくのがコツです。生地に含まれる糊や汚れを落とし、縮みや色落ちを防げます。水通しした後はよく乾かし、裏表をしっかりアイロンで伸ばしておきましょう。生地がしわなく整っていれば、その後の裁断や縫製がスムーズになります。
下準備:布を洗ってアイロンがけ
布は裁断前に水通し(洗濯)しておくと縮みや色落ちのリスクを減らせます。特に綿素材やダブルガーゼは洗うと縮みやすいので、一度洗って乾かした後、裏表をしっかりアイロンで伸ばしておきましょう。生地がしわなく整っていれば、その後の裁断や縫製がスムーズになります。
印付けと折り方:裁断前の準備
型紙の配置と印付けも重要なステップです。布を中表に折り、型紙の中心線を布の折り目に合わせて置くと、前後身頃を効率よく裁断できます。型紙が動かないようマチ針でしっかり固定し、外周にチャコペンで印をつけましょう。縫い代は1cm程度あれば縫い合わせも安心です。印付けは慌てず丁寧に行い、線を見落とさないよう注意してください。
布の切り方:正確に裁断するコツ
布を切り出すときは、型紙のラインからずれないよう布をしっかり固定しながら裁ちばさみを使います。直線部分だけでなく、ウエストや足回りのカーブも慎重に切り進めましょう。角は一気に切るよりも小刻みにハサミを入れるときれいになります。裁断が終わったら、縫い代が自然にほつれるのを防ぐため、端をジグザグミシンやロックミシンで処理しておくと安心です。ただしダブルガーゼのような生地はほつれにくいので、必ずしも処理しなくても大丈夫です。
縫製ステップ:手縫いでもミシンでもOK
まず前後身頃を縫い合わせ、その後ウエストと裾を仕上げます。ミシンを使用する場合は直線縫いが基本ですが、手縫いでも同様の手順で進められます。以下では、前後パーツの縫い方からゴムの縫い付けまで、ステップごとに縫製のコツを解説します。
前後身頃を縫い合わせる
まず前身頃と後ろ身頃を中表(裏同士)に合わせ、両脇の縫い合わせを行います。ミシンの場合は端から端まで直線縫いで1cmほどの縫い代をとりましょう。手縫いの場合は本返し縫いで布端をしっかりすくって縫います。縫い終わったら縫い代を左右に開き、アイロンでしっかりプレスしておくと後の作業が簡単になります。
ウエストと裾を縫い合わせる
前後身頃をつないだら、ウエストと裾の始末を行います。ウエスト上端は内側に約1cm折ってからさらに1cm折り込む「二つ折り縫い」で縫い合わせます。こうするとゴムが通る穴(ゴム通し口)が自然な仕上がりになります。足回りも同様に二つ折り縫いにして、薄いゴムを通せる空間を作りましょう。ミシンで縫う場合は織り込んだ部分に沿って直線縫いするだけですが、手縫いでも半返し縫いで強度を持たせます。
手縫いとミシン、それぞれのコツ
ミシンを使う場合は布端を押さえつつゆっくり縫い進め、スタートとゴールで返し縫いして糸のほつれを防ぎます。糸は布と近い色を選ぶと目立ちにくくなります。手縫いの場合は細かい縫い返し縫いや本返し縫いで布をしっかりつまみましょう。ウエストや裾の部分は特に強度が必要なので、表と裏の両面から縫い込むと長持ちします。どちらの方法でも、縫い終わったらアイロンで縫い代を整えておくと美しく仕上がります。
ベビーブルマのゴム通しと仕上げのコツ
ベビーブルマを裏返しにしてゴムを通すと、ミシン跡の内側にゴムが隠れて仕上がりが美しくなります。幅広のウエストゴムは安全ピンを使って通し、布端で引っかからないように少しずつ引き込みましょう。ゴム全体を通したら、両端を引っ張って位置を整えて仮止めします。同様に裾ゴムも通して長さを合わせたら縫い留め、これでブルマの形になります。
ゴムの選び方と長さ調節
ウエストゴムは伸縮性がある布タイプやニットゴムがおすすめで、赤ちゃんに食い込まず快適な仕上がりになります。長さは実際のウエストより少し短めにすると、着用時にほどよくフィットします(例えばウエスト実寸が40cmならウエストゴムは約35cm程度)。足回りのゴムもゆとりを持たせ、ふくらはぎを締め付けないように注意します。はじめは長めにカットし、仮に布で当てながら調整するとミスがありません。
ゴム通しの基本手順
ゴム通しには安全ピンを使う方法が一般的です。ゴムの端に安全ピンを留め、生地のゴム通し口から挿入します。布を少しずつ動かしながら安全ピンを引っ張り、ゴムを布の中に通します。ウエスト用ゴムと足回り用ゴムは別々に通し、通し終わったらゴムを軽く伸ばして居心地の良い長さにしておきます。通し終わる前に安全ピンを外すと危険なので、必ず最後まで慎重に通しましょう。
仕上げ:ウエストと足回りの処理方法
ゴムを通し終わったら、赤ちゃんに当てて長さを最終確認します。適切な長さになったら、ゴムの端同士を重ねて縫い合わせ、端はよれてこないよう返し縫いをして固定しましょう。長さを最終調整したら余分なゴムを切り落とし、端がほどけないよう端糸をしっかり結びます。最後にウエストのゴム通し口をきれいに閉じ、全体を裏返してアイロンをかければ仕上がりです。
ベビーブルマのサイズ調整とアレンジデザインアイデア
ベビーブルマはシンプルな形ですが、裾にフリルを付けたり、ポケットやリボンを飾ったりとアレンジが自在です。生地選びでも印象が変わり、無地で作るとシックに、花柄などパターン生地ならかわいらしく仕上がります。
サイズ調整のポイント:赤ちゃんにぴったり合わせる
型紙のサイズ変更は簡単で、縮尺コピー機やパターンソフトを使えば一度に拡大・縮小できます。赤ちゃんが大きめの場合は型紙自体を横幅10%程度広げる、あるいは縦に10%長くするだけでOKです。ウエストや足回りのゴムは途中で調節できるので、生地の幅だけ適宜増減させてください。型紙を修正したら、必ず実際に裁断した布をミシンで仮縫いして、お子さんにあててサイズを確認しましょう。
フリルやポケットなどデザインのアレンジ
フリルを付けるなら、裾に二段フリルを重ねてギャザーを寄せる方法がおすすめです。両サイドにポケットを付ければ小物入れにもなりカジュアル感がアップします。前後身頃の境目に大きなリボンを縫い付けるとアクセントになり、後ろ姿がとてもかわいくなります。布を切り替えておしり部分だけ柄物にするなど、生地使いで個性を出してもオシャレです。通常のブルマに飽きたら、こうしたアレンジでオリジナルの1枚を作ってみましょう。
生地や柄の選び方で印象を変える
生地の色柄でも印象がガラリと変わります。おとなしい無地のリネンやダブルガーゼならナチュラルで上品な雰囲気に、花柄やドット柄を選べばキュートな仕上がりに。最近はオーガニックコットン生地や抗菌・防臭加工された素材も人気で、敏感な赤ちゃんにも安心です。季節に合わせて薄手の素材(夏はリネン混、冬は起毛コットンなど)を選ぶと、見た目だけでなく機能性もアップします。
まとめ
ベビーブルマは生地とゴムだけで手軽に手作りでき、赤ちゃんにぴったりの一着が作れます。裁ち切りや縫製など基本のステップを押さえれば、初心者でもきれいに仕上げられるでしょう。本記事でご紹介した通り、生地選び・型紙の工夫・縫い方のコツ・アレンジアイデアを活用して、赤ちゃんだけのオリジナルブルマ作りにチャレンジしてみてください。
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