フレアショーツの作り方!フリルたっぷり可愛いランジェリーを手作り

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コラム

ふんわり広がるフレアショーツは、市販品も素敵ですが、自分の体型や好みの生地に合わせて手作りすると、履き心地も見た目も一段と特別な一枚になります。
本記事では、初めてランジェリーを縫う方でも取り組みやすいように、型紙の考え方から縫い方のコツ、レースやフリルのアレンジ方法まで、専門的なポイントを丁寧に解説します。
ミシン初心者の方から、ハンドメイド経験者の方まで、無理なくステップアップできる構成です。
自分だけのフレアショーツ作りに、ぜひお役立て下さい。

フレア ショーツ 作り方の基本と完成イメージ

フレアショーツの作り方を理解するためには、まず構造と特徴をしっかり押さえることが大切です。
フレアショーツとは、ヒップから裾にかけてたっぷりとした分量を持たせ、スカートのように広がるシルエットのショーツを指します。
一般的なショーツと比べて、足さばきが軽く、ウエストや脚口の締め付けもソフトに仕立てられることが多いのが特徴です。
ランジェリーとしてはもちろん、ルームウェアやパジャマ用のボトムとしても重宝します。

作り方の基本は、ウエストにゴムを通すギャザータイプが中心で、形としてはショートパンツに近く、股ぐりにマチ布を付けてショーツとしての機能を持たせる構造が多く見られます。
この基本構造を理解しておくと、レースをプラスしたり、フリルを2段に増やしたりといったアレンジもスムーズになるでしょう。
まずは、完成イメージと基本パーツを頭に描きながら、次の段階で具体的な型紙や採寸へと進んでいきます。

フレアショーツの特徴とメリット

フレアショーツの最大の特徴は、裾周りのゆったりとしたフレア量にあります。
裾がヒップに密着しないため、脚さばきが良く、座ったり立ったりの動作で布が食い込みにくい点が、日常使いのランジェリーとして大きなメリットです。
また、ウエストゴムの位置や幅を自分好みに調整できるので、締め付けが苦手な方や、妊娠中・産後など体型変化が大きい時期にも対応しやすいのが手作りならではの利点です。

視覚的にも、フレアがヒップラインをふんわりカバーしてくれるので、身体のラインを強調しすぎず、可愛らしい印象になります。
透け感のあるシフォンやレースを重ねれば大人っぽいランジェリーに、コットンローンやリバティプリントを使えばルームショーツとしても楽しめます。
このように、機能面とデザイン性の両方を満たしやすいのがフレアショーツの魅力であり、手作りする価値の大きいアイテムと言えます。

一般的なショーツとの違い

一般的なショーツは、ヒップに沿うように立体的なダーツやカーブで構成され、レッグラインに沿ってフィットするパターンが多く採用されています。
一方、フレアショーツは、ヒップに沿う部分を最低限にとどめ、裾に向かって布を多めに取っているため、構造としてはショートパンツに近い点が大きな違いです。
股ぐりはショーツと同様にマチ布を加えることで吸湿性を確保し、衛生面にも配慮しますが、それ以外の部分はより軽やかな着用感を目指して設計されます。

また、一般的なショーツでは伸縮性の高いニット生地を使うケースが多いのに対し、フレアショーツは布帛生地でも作りやすいのが特徴です。
布帛生地の場合、フィット感は少し落ちますが、その分、肌離れのよさや通気性の良さが際立ちます。
生地選びとデザインによって、インナー寄りにもルームウェア寄りにも振れるため、目的に応じて設計しやすい点も、フレアショーツの大きな特徴と言えるでしょう。

完成イメージを明確にするポイント

作り始める前に、どのようなシーンで着用したいかを具体的に想像することが、フレアショーツ作りを成功させる重要なポイントです。
例えば、就寝時中心であれば、締め付けの少ないウエストと柔らかいコットン系の生地、裾はシンプルなロック始末でも十分機能します。
一方で、ランジェリーとして特別感のある一枚を目指すなら、レースやサテンなど光沢のある生地を取り入れ、裾にフリルやピコレースを飾るなど、装飾面に比重を置くとよいでしょう。

また、フレア量をどの程度にするかも、着心地に大きく影響します。
動いた時にふんわり揺れる印象を強くしたいなら、ウエスト寸法の2.5~3倍程度の布量を確保し、ボリュームを出します。
逆に、ボトムとの重ね着を想定する場合は、フレア量を抑えてラインがひびきにくいデザインにするのもひとつの方法です。
こうした完成イメージを先に固めておくことで、生地選びやパターン調整がスムーズに進みます。

フレアショーツ作りに必要な材料と道具

フレアショーツを綺麗に、かつ安全に仕立てるためには、用途に合った生地と副資材を選ぶことが重要です。
また、ランジェリーは肌に直接触れるアイテムなので、素材の肌触りや通気性、洗濯のしやすさも考慮する必要があります。
この章では、必要な材料と、あると作業がスムーズになる道具について整理して解説します。
初めての方でも迷わないように、具体的な種類や選び方の目安もあわせて紹介します。

使う材料によって仕上がりの雰囲気が大きく変わるため、作りたいイメージに合う素材を理解しておくことは、デザインと同じくらい大切です。
また、ミシンやアイロンなどの基本的な道具に加え、下着作りに適したゴムや糸を選ぶことで、耐久性や履き心地も向上します。
ここで紹介するものを一通り揃えれば、フレアショーツ以外の簡単なランジェリーにも応用することができます。

適した生地の種類と選び方

フレアショーツには、薄手から中薄程度で、ドレープ性と通気性のバランスが良い生地が向いています。
代表的なものとして、コットンローン、コットンシフォン、ブロード、レーヨン混のサテン、テンセルやモダール混のニットなどが挙げられます。
肌触りを最優先するなら、綿や再生繊維系を中心に選び、ランジェリーらしい光沢や落ち感を求める場合は、サテンやシフォン系を組み合わせると良いでしょう。

生地の特徴を比較すると、次のようになります。

生地の種類 特徴 フレアショーツ向き度
コットンローン 軽くて通気性が良い、扱いやすい 高い
レーヨンサテン とろみと光沢があり高級感がある とても高い
シフォン 透け感とふんわり感が出やすい デザイン次第で高い
ニットジャージー 伸縮性が高くフィット感が出る 中程度

初心者の方には、裁断や縫製がしやすいコットンローンやブロードが特におすすめです。
慣れてきたら、シフォンやサテンなど、滑りやすい素材にも挑戦すると表現の幅が広がります。

ウエストゴムとレースの選び方

ウエストゴムは、幅と伸縮性、肌当たりを基準に選びます。
一般的には、8~15ミリ程度の平ゴムが扱いやすく、ゴムの硬さは中程度を選ぶと、ホールド感と快適性のバランスが取りやすいです。
直接肌に触れる部分に使用する場合は、ソフトゴムやランジェリー用ゴムなど、肌当たりのやさしいものを選ぶと良いでしょう。

レースは、飾りレースと機能を兼ねるストレッチレースに大別されます。
裾にフリルとして縫い付けるなら、スカラップ端を活かした幅広のラッセルレースやトーションレースが映えます。
脚口の代わりにストレッチレースを使うと、ゴムを別付けしなくてもソフトなホールド感が得られ、デザイン性も高まります。
いずれも、身生地と同系色か、コントラストを効かせるかを決めてから選ぶと、全体の統一感が出やすくなります。

必要な道具とあると便利な用品

最低限必要な道具は、家庭用ミシン、布用はさみ、糸切りばさみ、まち針またはクリップ、メジャー、チャコペン、アイロンです。
ミシンは直線縫いとジグザグ縫いができれば十分ですが、ニット生地を多用する場合は、ニット用のストレッチステッチ機能があると仕上がりが安定します。
また、ランジェリー作りでは細かいカーブを縫う場面が多いため、針目の長さ調整や押さえ圧調整ができると、縫いやすさが向上します。

あると便利な用品としては、ロータリーカッターとカッターマット、目打ち、布用クリップ、ゴム通し、テフロン押さえなどが挙げられます。
特に、滑りやすいサテンやシフォンを扱う場合、布用クリップはずれ防止に有効ですし、テフロン押さえは生地が押さえに張り付くのを防いでくれます。
これらを揃えておくことで、作業時間を短縮しつつ、縫い目の美しさや仕上がりの精度を高めることができます。

採寸と型紙作りで失敗しないコツ

フレアショーツ作りで最も重要なのが、体に合った採寸と、それを元にした型紙作成です。
既製の型紙を利用する場合でも、自分のサイズに合わせた微調整を行うことで、履き心地は大きく変わります。
ここでは、必要な採寸項目と、フレアショーツ特有のゆとり設定、ウエスト位置や股上の決め方など、サイズ決定で失敗しないためのポイントを整理します。
特にオンラインで型紙を入手する場合、各ブランドや作り手によって基準寸法が異なるため、自分の体とのギャップを理解しておくことが大切です。

型紙は、一度しっかり作っておけば、布を変えたりレースを変えたりして、複数枚を効率よく作ることができます。
後から微調整することも可能ですが、最初の段階で基本設計を丁寧に行うことが、結果的に作業の時短と満足度の高い仕上がりにつながります。
以下のポイントを押さえれば、手書きの簡易パターンでも十分きれいなフレアショーツを作ることができます。

必要な採寸箇所と測り方

フレアショーツに必要な主要寸法は、ウエスト、ヒップ、股上(前後)、太ももまわり、希望するショーツ丈の5つが基本です。
ウエストは、実際にゴムを通したい位置をメジャーで一周し、きつすぎずゆるすぎない自然な状態で測ります。
ヒップは、もっとも出ている部分を水平に測り、メジャーが床と平行になっているかを鏡で確認すると誤差を防げます。

股上は、ウエスト位置から股の付け根までを前側と後ろ側でそれぞれ測ると、フィット感の調整に役立ちます。
太ももまわりは、脚の付け根部分を一周し、屈伸してもきつくない程度のゆとりを確認します。
ショーツ丈については、ウエスト位置から裾にしたい位置までの長さを測り、フレアショーツとしてどの程度の長さを望むのかイメージしながら決めていきます。

フレア量と丈の決め方

フレアショーツのシルエットを大きく左右するのが、裾周りのフレア量と丈のバランスです。
ウエストに対する布量の倍率を目安として決める方法が一般的で、日常使いで程よいボリュームを出したい場合は、ウエスト寸法の2~2.5倍程度が扱いやすい範囲になります。
より華やかなランジェリーとして、動いたときにふんわり揺れる印象を強くしたいなら、3倍程度まで広げるのも良いでしょう。

丈については、股下がほぼないショーツ寄りのデザインにするか、ショートパンツに近い長さにするかで印象が変わります。
インナー性を重視するなら、ヒップが隠れるギリギリ程度のミニ丈、ルームウェアとして使うなら、太ももの1/3から半分程度までの丈がバランスよく収まります。
試作として安価な布で一度作り、実際の着用感を確かめながら微調整していく方法もおすすめです。

簡単に作れる型紙の描き方

フレアショーツの型紙は、市販のショートパンツ型紙をベースに改変する方法と、長方形とカーブを組み合わせたシンプルなパターンを自作する方法があります。
自作する場合、まずウエスト幅の1/2を基準として横幅を設定し、そこにフレア分として倍率を掛けた寸法をとります。
縦方向は、希望の丈と股上を反映させた長さを取り、股ぐり部分にはマチを付けるためのカーブを描きます。

前後一体型のシンプルなパターンにする場合は、前後股上の差を小さめに設計し、フレアでゆとりを持たせるイメージで設計します。
よりフィットさせたい場合は、前パンツと後パンツを別パーツにし、後ろ股上を高めに設定すると、しゃがんだときに背中側がずれにくくなります。
型紙は、厚手の紙や方眼紙に描くと、繰り返し使用しても形が崩れにくく、裁断時の精度も保ちやすくなります。

フレアショーツの基本の作り方手順

ここからは、実際の縫製手順を段階的に解説します。
フレアショーツは見た目の華やかさに反して、工程そのものはそれほど複雑ではありません。
大まかな流れとしては、裁断、マチ布の縫い合わせ、脇や股下の縫製、ウエストと裾の始末、ゴム通しという順番で進行します。
一つひとつの工程を丁寧に行うことで、初心者の方でも既製品に近い仕上がりが目指せます。

特に、股ぐり部分の縫い合わせやカーブの始末は、ランジェリー特有のコツが必要です。
生地の伸び方向やアイロンのかけ方を意識することで、ヨレやつれを防ぎ、美しいラインに仕上げることができます。
以下の解説を参考に、実際の作業に取り組んでみてください。

生地の裁断と地の目の確認

裁断前には、生地の地直しを行い、地の目を整えておくことが重要です。
布を軽く水通ししてからアイロンで整えることで、縮みや歪みをある程度防ぐことができ、完成後のサイズ変化を抑えられます。
型紙を置く際は、生地の耳と平行になるように矢印(地の目線)を合わせ、ゆがみがないかを確認しながらまち針やクリップで固定します。

裁断には、布用はさみもしくはロータリーカッターを使用し、型紙の外周を正確に切り出します。
縫い代を含まない型紙の場合は、事前に縫い代分(一般的には1センチ前後)を周囲に確保しておく必要があります。
マチ布やレース部分など、小さなパーツも忘れずに裁断し、パーツごとに名称を書いた付箋を貼っておくと、縫製時に迷いにくくなります。

マチ布の縫い付けと股ぐりの処理

マチ布は、ショーツとしての快適性と衛生面を支える重要なパーツです。
一般的には、吸湿性の高いコットン天竺や薄手のダブルガーゼなどを使用し、表側の身生地とは違う素材にするケースも多く見られます。
マチ布は、前後の股ぐり部分に挟み込む形で縫い付け、縫い代は肌側にごろつきが出ないよう、片倒しまたは袋縫いで処理します。

縫う際には、カーブ部分に対して細かめの針目でゆっくり縫い進めると、縫い目が直線的にならず、体に沿った自然なカーブになります。
縫い代のカーブがきつい部分は、余分なたるみを防ぐため、切り込み(ノッチ)を数カ所入れておくと仕上がりがきれいです。
マチ布の端は、ロックミシンやジグザグミシンでかがるほか、外側からは見えない位置で三つ折り始末にしておく方法もあります。

ウエストベルトと裾の始末

ウエスト部分は、ゴム通し用のトンネルを作って仕上げる方法が一般的です。
まず、ウエスト端をロックミシンまたはジグザグミシンでかがり、指定の幅で内側に折り込みます。
このとき、通すゴムの幅に1センチ程度のゆとりを持たせた折り幅に設定しておくと、ゴムがねじれにくくなります。
折り込んだら、端から2~3ミリ内側をぐるりと一周ステッチし、ゴム通し口として数センチだけ縫わずに残しておきます。

裾の始末方法は、デザインと生地によって選びます。
シンプルに仕上げたい場合は、裾端をロックミシンでかがってから1センチ程度折り上げ、直線ステッチで縫いとめる三つ折り始末が定番です。
薄いシフォンなどの場合は、三つ巻き押さえを使用したロールヘムや、巻きロックで軽やかな仕上がりにする方法もあります。
裾にレースを付ける場合は、身生地の端とレースの端を合わせて縫い合わせるか、身生地をわずかに折り上げてからレースを乗せるなど、好みに応じて選択できます。

ウエストゴムを通して仕上げ

ウエストゴムは、事前に自分のウエストを基準に長さを決めておきます。
測ったウエスト寸法から、好みのフィット感に応じて2~5センチ程度短くカットし、試着しながら微調整していくと安心です。
ゴム通し口からゴム通しを使ってゴムを通し、ねじれがないかを確認しながら、ウエスト全体に均等に行き渡らせます。

ゴムの端同士は、重ねて数回行き来しながらしっかり縫いとめます。
ほつれ防止のため、端にジグザグミシンを掛けておくと安心です。
ゴムをトンネル内で均等に整えたら、ゴム通し口をミシンで縫い閉じ、必要に応じてウエスト回りに1周ステッチを加えると、ゴムのねじれ防止とデザイン性の向上につながります。
この段階で全体を試着し、丈やフレア感、ウエスト位置などに違和感がないかを最終確認すると良いでしょう。

レースやフリルで楽しむアレンジアイデア

基本のフレアショーツが作れるようになったら、次のステップとしてレースやフリルを使ったアレンジに挑戦してみましょう。
同じ型紙であっても、装飾の入れ方や素材の組み合わせ次第で、可愛らしい印象からエレガント、シンプルまで、さまざまな表情を引き出すことができます。
ここでは、取り入れやすく実用的なアレンジを中心に紹介します。

アレンジを行う際は、見た目だけでなく、着用時のストレスや洗濯のしやすさにも配慮することが重要です。
特に肌に直接触れる部分の装飾は、チクチク感や引っかかりがないかを確認しながら配置すると、快適な着心地を保てます。
いくつかの基本パターンを身につけておけば、自分なりのオリジナルデザインを展開しやすくなります。

裾レース付きフレアショーツのデザイン

裾にレースをあしらうアレンジは、比較的簡単でありながら、完成度をぐっと高めてくれる定番の手法です。
スカラップレースをそのまま裾として利用したり、身生地の裾に重ねて縫い付けることで、ひらひらとしたエッジが生まれ、足元が華やかな印象になります。
幅広レースを用いれば、裾からの透け感を楽しむことができ、大人っぽい雰囲気にも仕上げられます。

実用面では、レース部分は摩擦が多くなるため、あまり繊細すぎるものを選ぶと引っ掛けやすくなる点には注意が必要です。
洗濯を考慮するなら、ポリエステルやナイロン系のラッセルレースなど、耐久性のあるものを使うと安心です。
縫い付けには、レースの柄に沿って目立たない部分をなぞるようにステッチすると、表側から縫い目が気になりにくくなります。

二段フリルや重ねフリルの作り方

より華やかな印象を目指す場合は、二段フリルや重ねフリルのデザインがおすすめです。
基本的な考え方としては、裾に向かって長さの違う布やレースのフリルを段状に重ね、上段と下段で少しずつ見えるように配置します。
フリル布自体にもギャザーを寄せるため、フレアショーツ本体のフレアと相まって、非常にボリュームのあるシルエットを作り出せます。

作り方としては、まずフリル用の布を長方形に裁ち、ウエスト側に相当する辺に粗い針目でギャザーを寄せておきます。
次に、ショーツ本体に縫い付ける位置を決め、上段フリルから順に重ねてステッチしていきます。
フリルの幅や段の数は自由に調整可能ですが、あまり重くなりすぎると履き心地に影響するため、軽めの生地を使用し、全体の重量バランスを考えると良いでしょう。

透け感生地を使った大人可愛いアレンジ

透け感のあるシフォンやチュール、レースなどを取り入れると、フレアショーツは一気にランジェリーらしい雰囲気になります。
全体を透け感生地で作る方法のほか、ヒップ部分のみ二重仕立てにして透けを抑え、裾やサイドに透け感を残すといったアレンジも人気です。
透け感を楽しみながらも、インナーとしての機能や安心感を両立させるデザインがポイントです。

透ける生地は、裁断や縫製がやや難しいものの、軽やかで美しいドレープが得られます。
滑りやすいため、裁断時は布用クリップや重しを活用し、ミシン縫いの際は押さえ圧を弱めるなどの調整を行うと縫いやすくなります。
また、下に重ねるマチ布や裏地の色を工夫することで、透け感とコントラストを活かした大人可愛いデザインが実現できます。

初心者がつまずきやすいポイントと対処法

フレアショーツ作りは、基本構造がシンプルである一方、細部にランジェリーならではの難しさが潜んでいます。
特に初心者の方は、生地選びやゴムの長さ調整、カーブの縫い方などで戸惑う場面が多く見られます。
ここでは、実際によく起こりやすい失敗と、その対処法を具体的に解説します。
あらかじめ注意点を把握しておくことで、作業中のストレスを減らし、完成度の高い一枚を仕上げることができます。

失敗は決して悪いことではなく、次の作品に活かせる貴重な経験でもあります。
ただし、知っていれば避けられるミスも多いので、ここで紹介する対処法を参考にしながら、自分の作業手順や好みに合う形で取り入れてみてください。

サイズが合わないときの見直しポイント

完成後に履いてみたらきつかった、あるいはゆるすぎたというトラブルはよく起こります。
その場合、まず見直すべきはウエストとゴムの長さ、次にヒップラインとフレア量です。
ウエストがきつい場合は、ゴムを少し長めに設定するだけで改善することも多く、ゴム通し口を縫い閉じる前に必ず試着する習慣をつけると安心です。

ヒップ周りがきついと感じる場合は、フレア量が不足しているか、ヒップ寸法に対する基本幅の設定がタイトすぎる可能性があります。
その場合、パターンのヒップライン付近に縫い代を足す形で修正し、フレアを増やすか、ヒップラインをわずかに外側に広げて調整します。
反対に、ゆるすぎて落ちてしまう場合は、ウエストゴムの縮め方を強めることで対応できますが、極端に大きい場合はパターン自体の見直しが必要です。

ゴムのねじれや食い込みを防ぐコツ

ウエストゴムがねじれたり、部分的に食い込んでしまう原因の多くは、トンネルの幅とゴムの幅のバランス、そしてステッチの入れ方にあります。
ゴムを通すトンネル幅は、使用するゴムの幅よりも少なくとも2~3ミリは余裕を持たせて設計しましょう。
また、ゴム通し後にウエスト周りを均等にならし、要所要所で縦方向にステッチを入れることで、ゴムの回転や偏りを抑えることができます。

食い込みを防ぐためには、ゴムの伸び率も重要です。
伸びが強すぎる硬めのゴムを短く設定すると、どうしても肌への圧が強くなり、長時間の着用で不快感につながります。
ソフトゴムやランジェリー用のやわらかいゴムを使用し、実際に着用した状態で少し体を動かしながら、最適なフィット感になる長さを探ると良いでしょう。
増減の目安としては、1センチ単位で調整していくと、違いが分かりやすくなります。

カーブや薄い生地をきれいに縫うテクニック

股ぐりのカーブやシフォンなどの薄い生地は、ミシン初心者にとって難所になりがちです。
カーブを縫う際は、急いで一気に縫うのではなく、数針ごとにミシンを止めて押さえを上げ、生地を少しずつ回転させながら縫い進めるのがポイントです。
針は布に刺したまま回転させることで、針落ち位置がずれず、きれいなカーブを描けます。

薄い生地の場合は、押さえ圧を弱め、針目をやや細かく設定すると、生地の送りが安定しやすくなります。
また、縫い始めや角部分では、生地の下に薄手の紙や水で溶けるシートを敷き、一緒に縫ってから後で剥がす方法も有効です。
これにより、生地が針板の穴に落ちるのを防ぎ、縫い目の乱れを軽減できます。
少しの工夫で仕上がりが大きく変わるため、難しい素材ほど下準備と試し縫いを丁寧に行うことが重要です。

まとめ

フレアショーツは、構造自体はシンプルでありながら、生地やレース、フリルの選び方によって、無数のバリエーションを楽しめるアイテムです。
本記事では、基本的な採寸と型紙の考え方から、裁断、マチ布の付け方、ウエストゴムや裾の始末、さらにレースや二段フリルを取り入れたアレンジ方法まで、専門的なポイントを押さえながら解説しました。
特に、ウエストのフィット感とヒップ周りのフレア量のバランスは、履き心地を大きく左右する重要な要素です。

最初はシンプルな一枚から始め、慣れてきたらレースや透け感のある生地を組み合わせて、自分だけのオリジナルデザインへと発展させていくと、技術も自然と向上していきます。
フレアショーツ作りは、ランジェリー制作の入門としても非常に適していますので、ぜひ本記事を参考に、楽しみながらチャレンジしてみてください。
手作りならではのフィット感とデザイン性を両立させた一枚が、毎日のインナータイムを少し特別なものにしてくれるはずです。

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