棒針編みのはぎ方はマットレスステッチ!継ぎ目がフラットに仕上がる縫合テクニック

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コラム

編み物で作品を仕上げる際、側面や肩、袖のはぎ合わせが仕上がりの印象を大きく左右します。特に「棒針 はぎ方 マットレス ステッチ」という言葉で探す人は、継ぎ目をほとんど目立たせずフラットに仕上げたいという意図が強いはずです。この記事では、マットレスステッチの基礎から応用、失敗しないためのコツまでを、最新情報を踏まえて詳しく解説します。初めての方も経験者の方も、この記事を読めば美しい縫合ができるようになります。

棒針 はぎ方 マットレス ステッチとは何か

マットレスステッチは、編み上げた2枚の布を縦方向にはぎ合わせる方法で、右側から見たときに継ぎ目がほとんど見えないのが特長です。ストッキング編み(Stockinette stitch)の布同士を、端から端へ並べ、辺が揃うように配置して作業します。特にセーターの脇や肩、帽子、ブランケットの四隅など、継ぎ目が目立ちやすい部分に向いているはぎ方です。外側は滑らかに見え、内側には少しリッジ(でっぱり)が残ることがありますが、見た目と着心地のバランスに優れます。

基本構造としくみ

まず、右側(表側)を見せるように2枚を並べます。布の端の1目(または縁編み)を縫い代とし、その内側の列(通常は第2目の位置)のあいだにある水平のバーを使って縫い合わせていきます。両側の水平バーを交互に針を通すことで、外から見ると布が連続しているように見える縫合ができます。

使う道具

道具はシンプルですが仕上がりに大きく影響します。太さと色が合った編み糸か、似た色の丈夫な糸を用意します。刺しゅう針やタペストリーニードルを使うことで、糸が裂けたり編地を傷めたりしにくくなります。余裕のある長さの糸を使うと縫い始めから終わりまで伸びて縫合が楽になります。縫い代や糸処理の際にはハサミも必要です。

どんな場合に使うか

マットレスステッチは以下のような場合に特に有効です。まず、ストッキング編みや平らに編んだ布の側面合わせ。次に肩の部分など、キャストオフ(はぎ取り)された端どうしをつなぐ時。また、リブ編みの場合には編地の柄に合わせて縫う必要があります。全体を通じて、縫い目が目立たないようにしたい作品に最適なはぎ方です。

マットレスステッチの具体的なステップ

ここからは、実際に棒針編みのはぎ方としてマットレスステッチを行う手順を詳しく見ていきます。ストッキング編みを例に、布の準備から縫い合わせ、仕上げのコツまでを順序立てて説明します。

布を準備する

まず編んだ布をブロッキングすることで、布がまっすぐになり縁が整います。洗って軽く形を整えて干すか、スチームをかけて平らに整えることで縫いやすさと仕上がりの美しさが増します。縁編み(selvedge)の始末も重要で、端が揃っていないと縫い目がガタガタになります。

縫い始めと位置合わせ

右側を表にして2枚を並べ、縫い始める角を決めます。糸を最初の布の縁から出し、同じ位置で隣の布にも糸を入れます。この時、縫い始めが左右で一致するように注意します。縫い代となる縁編み目は糸の通し方により余計に見えることがありますので、縫い始めと終わりを自然に処理するようにします。

水平バーの選び方と糸通し

ストッキング編みでは、V字の縦目の間に水平のバーが規則的にあります。マットレスステッチでは、端から1目内側の水平バーを使って針を通します。両側のバーを交互に通し、引き締めると継ぎ目が目立たなくなります。編地の種類によってはバーの数を1本ずつ取るか、2本ずつ取るかが変わってきます。

縫い進め方と引き締めのタイミング

縫い進めはゆっくり一列ずつ交互に針を通していきます。一定の区間(例5〜10センチ)縫ったら軽く引きしめ、継ぎ目を閉じて整えると良いです。引きすぎると縫い目が窮屈になったり編地が寄れたりするため、調整のタイミングを見ながら作業します。終わりに近づいたら最後のステッチで糸を結び、余り糸を内側に織り込んで処理します。

応用と編地別の工夫

マットレスステッチはストッキング編みには非常に向いていますが、リブ編みやガーター編み、柄編みなど、編地のテクスチャーによって縫い方を工夫するとより綺麗に仕上がります。ここでは編地別の応用と注意点を紹介します。

リブ編みでのマットレスステッチ

リブ編みは、ニットとパールの縦の列が交互にある編地です。縫い目を目立たなくするためには、ニットの列同士、パールの列同士を揃えて縫います。針を入れるバーも、模様が途切れないように、同じタイプの列のあいだのバーを選びます。ズレがあると表から見た時に縦の模様が乱れて見えるため慎重に位置を合わせることが大事です。

ガーター編みや模様編みでの工夫

ガーター編みは段毎に表編みと裏編みが交互になるため、水平バーが等間隔ではありません。そのため、各段のリッジを意識して、針を取る位置を調整します。模様編みでは色の変化や構造の変化もあるため、隣り合う模様のラインをできるだけ揃えるようにして縫うと自然になります。布の目をしっかり見て、縫い方を段ごとに調整していきます。

肩はぎ・袖付けなど特定部分の応用例

肩はぎや袖を身頃に付ける時は、マットレスステッチによって継ぎ目を滑らかに見せることが可能です。肩はぎではキャストオフされた端どうしを合わせるため、縫い代が揃っていないことがあります。こういう時は片側を目立たない縁編みにするか、縁の目数を変えて揃えてから縫います。袖つけの場合は縫い付ける部分の曲線を意識して、縫い始めと終わりでテンションを調整することで綺麗なラインが出ます。

失敗しないためのコツとよくあるトラブル

どんなに良い技術でも、注意を怠ると継ぎ目が目立ってしまったり布が歪んでしまったりします。ここでは作業中および完成後のトラブルを防ぐコツと、発生した場合の修正方法を説明します。

縫い過ぎ・引きすぎによるシワや歪み

マットレスステッチで最も多い失敗の一つが、縫いを引きすぎて継ぎ目がシワになったり編地が曲がったりすることです。対策としては、縫い進めながら時々引き締めずに布を広げて全体のバランスを確認すること。数センチごとに軽く引いて調整し、均一なテンションにすることで仕上がりが格段にきれいになります。

高さ・長さが合わないときの調整法

左右の布の目数・段数がわずかに異なると継ぎ目が斜めになったりだぶついたりします。開始前に両方の布を測って同じ長さに揃えるか、縫いながら目ずれがあれば片側でバーを拾う回数を調整して補正します。特に肩や袖付けで不揃いが起きやすいため、仮止めピンなどを使って位置確認してから縫い始めるとよいです。

縁編み目や針を通すバーが見つからないとき

編地の縁はしばしば緩かったり撚れたりして水平バーが隠れてしまうことがあります。そんな時は編地を軽く引っ張ってフラットにし、バーが見えるようにします。照明を良くし、針でなぞってバーを確認するのもひとつの方法です。さらに、編み地の模様が複雑な場合はスワッチで練習してから本番に臨むことで失敗が防げます。

マットレスステッチが他のはぎ方とどう違うか比較

はぎ方にはマットレスステッチ以外にもいくつかあり、用途や見た目、作業の手軽さで違いがあります。どの方法を選ぶか迷ったときの比較ポイントを表にまとめました。

はぎ方 見た目 作業の難易度 適した編地・用途
マットレスステッチ 表からほぼ見えない。フラットな仕上がり 中~やや簡単。バーを拾う位置とテンション調整が鍵 ストッキング編み、平らな部分の肩や脇はぎ
かがりはぎ(ガーターステッチ等) 模様によって見えやすいことがある やや難易度高め。模様を合わせる必要あり ガーター編み、模様編みで使うことが多い
ゴム編みはぎ リブの継ぎ目が揃えば見た目良好 中級程度。模様を揃える調整が必要 リブ編み部分、袖口や裾など

実際に練習するためのワークショップ例と練習のすすめ方

マットレスステッチは理論を知るだけでなく実際に手を動かして練習することで上達します。ここでは初心者から中級者向けの練習方法やワークショップスタイルの例を紹介します。

スワッチで小さく作る練習

まず小さなサイズの布を2枚用意し、同じ編み地で編みます。ストッキング編みが理想ですが、他の編地でも構いません。縦に数センチ程度でもよいのでマットレスステッチで縫合してみます。完成後に表から見る、裏から見る、テンションを変えて縫うと思い通りに仕上がるか比較すると学びが深まります。

ワークショップ方式で仲間と一緒に練習

手芸教室やオンラインワークショップなどで、同じ作品パーツをはぎ合わせながら進める形式が非常に効果的です。他の人の縫い方を観察することで「どこで引きすぎているか」「バーの取り方が違う」などが見えてきます。教える側がフィードバックをすることで改善ポイントも明確になります。

仕上げの評価基準を持つ

完成後は下記のポイントで評価してみてください:表側の継ぎ目の見えにくさ、縫い線のまっすぐさ、縫い目の均一さ、布のたるみ・引きつれがないこと、内側での糸処理のきれいさなど。これらを意識して練習することで手が慣れ、自然と美しい継ぎ目が作れるようになります。

よくある疑問とQ&A

マットレスステッチを初めて行う人からよく聞かれる疑問をまとめ、それぞれの回答を載せています。疑問を解消してから実践すると失敗が減ります。

本当に表から継ぎ目が見えなくなるか

正しい位置—縁の1目内側の水平バーを片側ごと掴んで交互に糸を通す—こと、そして縫い終わった後に軽く引いて調整することで、表側からはほぼ継ぎ目が見えなくなります。ただし編糸の色や太さ、編地のゆるさによって少し見えることもありますが、通常のはぎ方に比べて圧倒的に目立ちにくいです。

縫う糸は編んだ糸と同じでなければいけないか

できれば編んだ糸と同じ糸を使うのが望ましいですが、使用糸が非常に柔らかく傷みやすいものだったり、洗濯で色落ちする可能性が高かったりする場合は、丈夫で似た色の糸を選ぶと良いです。縫う糸の色が若干異なっても表から見えることは少ないので、機能性を優先しても問題ありません。

縁編みの処理が異なる布をつなぐときの対処法

両側の布の縁が縁編みやキャストオフの目数が異なると、継ぎ目が浮いたり斜めになったりします。始める前に縁の目数を揃える、または縫いながら片側でバーを飛ばす(バーを拾わない)ことにより目立たない調整ができます。特に肩や裾などカーブ部分ではこの調整が重要です。

まとめ

棒針編みにおけるはぎ方の中で、マットレスステッチは見た目の美しさと滑らかな仕上がりを両立させる優れた技術です。ストッキング編みには特によく合い、肩や脇、裾など目立つはぎ合わせに最適です。編地別の特性を理解し、縫い始め位置・水平バーの取り方・テンションのコントロールなどのコツを押さえることで、継ぎ目はほぼ見えなくなります。

失敗を恐れずにスワッチで練習し、作品ごとに評価基準を持てば上達は間違いありません。マットレスステッチを習得することで、手作り作品の完成度がぐんと上がりますので、ぜひ今日から試してみて下さい。

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