編み物を仕上げる際、ブロッキングを正しく行うと作品が驚くほど美しく整います。しかし「どんな道具がいるのか」「揃えるべき必要なもの」が分からないという声も多いです。この記事では「編み物 ブロッキング 必要なもの」に焦点をあてて、ブロッキングの目的や種類、実際に使う道具を詳しく解説します。初心者でも分かるように、これさえあれば安心というセット内容を含めてご紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
目次
編み物 ブロッキング 必要なものとは何か?ブロッキングで役立つ基本道具
編み物を完成させる最後の仕上げとしてブロッキングがあります。ブロッキングを行うことで編地の目が均一になり、模様や形が整い、作品全体にプロらしい仕上がりが得られます。その作用を最大限引き出すために必要な道具がいくつかあります。これらを揃えることで効率よく、正確にブロッキングが可能です。
基本的な道具としては、編み地を固定するマット、編み地を形づけるピン、ワイヤー、スプレーボトル、蒸気を出せるアイロンやスチーマー、寸法を測るメジャー、湿った編地の水切りやたたき用のタオルなどが挙げられます。素材や用途に合うものを選ぶのがポイントです。
ブロッキングマット(または代用品)
マットは編み地をピンで固定するための土台です。フォーム製やコルク製などがあり、湿気や蒸気にも耐える素材が望ましいです。専用マットがなくても、ヨガマット、パズルマット、バスタオルを重ねたものなどが代用できます。厚さやグリッド線付きで寸法が取りやすいものを使うと便利です。
専用のフォームマットは編み地をしっかり保持し、乾燥が速く、形がぶれにくいメリットがあります。代用品はコストを抑えられますが、湿り気の影響や形の安定性で多少注意が必要です。
ピン(Tピン、ステンレスピンなど)
ピンは編み地をマットに固定し、寸法を保持するためになくてはならない道具です。T字形のものやステンレス製で錆びにくいタイプを選ぶと長持ちします。細すぎると編地を傷めるため、用途(レース、ショール、セーターなど)に応じて長さや形を選ぶ必要があります。
専用のブロッキングピンが市販されており、しっかりと固定できるため重宝します。代用として画鋲タイプや洋裁用の針を使う人もいますが、編地への負担が大きくなりやすいため慎重に選んでください。
ワイヤー・ブロッキングロッド
ショールやレースのエッジをまっすぐに整える際にはワイヤーが非常に効果を発揮します。ワイヤーを縁に通してテンションをかけることで、ピンだけでは得られないシャープなラインが出ます。ステンレス製が錆びにくくおすすめです。
ワイヤーがない場合は、柔らかめのプラスチックロッドや軽い針などを代用できますが、ワイヤーのような滑らかな質感や形状の維持力はやや劣ります。
ブロッキングの方法ごとに必要な追加道具
ブロッキングには大きく「水通しブロッキング」「スプレーブロッキング(霧吹き)」「スチームブロッキング」があり、それぞれで効果や準備が異なります。それぞれの方法において、必要な追加道具を理解しておくと仕上がりに大きな差が出ます。
水通しブロッキングに必要なもの
水を使って編地を湿らせる方法では、洗面器やバケツが必須です。ぬるま湯を使い、必要なら中性洗剤を加えることがあります。十分に浸した後、軽く押して水を含ませる工程が重要です。絞るのではなくタオルで押さえて余分な水分を取るタオルドライ用のタオルも準備します。
この方法は特に天然繊維(ウール、コットンなど)で効果が高く、模様の開きや形の整いを促します。レース編みなど繊細な作品では必須のステップです。編地を傷めないよう、水温や洗剤の種類にも注意が必要です。
スプレーブロッキング(霧吹き)で使う道具
スプレーボトルは湿らせる範囲を調整しやすいため、部分的な仕上げや軽く形を整えたい時に便利です。スプレーにぬるま湯だけを使う場合や、水洗い後の仕上げに使う場合があります。霧が細かいものを選ぶことで編地への浸透が均一になります。
スプレーだけでは完全に湿らず、ピンでの固定が必要なことがあります。乾燥までの時間を保つために湿気が少ない室内環境を整えることも大切です。
スチームブロッキング・アイロン蒸気を利用する方法
スチームアイロンやスタンド型スチーマーを使うと蒸気の力で繊維を整えることができます。アイロンを編地に直接押し当てず、蒸気をあてて形を整えるのが正しい使い方です。温度設定を使用する糸の種類に適合させることが欠かせません。
この方法は部分的なしわ伸ばしや、形を少し補正したい時などに便利です。アイロン板やスチーム台など、蒸気をかけるための足場を確保する道具もあれば作業しやすくなります。
糸の種類・編地の特性に応じて変える道具選びのポイント
糸の素材や編地の厚さ、編み模様などによって、ブロッキングに使う道具の適合性が異なります。ここでは素材ごとの注意点や道具選びのポイントを説明します。
ウール・アルパカなどの天然繊維の場合
天然繊維は水分を吸いやすく伸縮性があるため、水通しや蒸気に敏感です。したがって、中性洗剤やウール専用の洗剤を使用し、スチームの温度や水の湿らせ方に慎重になるべきです。ピンやワイヤーを使うときは柔らかい部分にも注意深く軽く引っ張ることが大切です。
また、乾燥中の重みや吊るし使用は避けるべきです。重さで変形してしまうことがあります。完全に平らなマットの上でピン固定し、自然乾燥させることで最良の仕上がりになります。
コットン・リネンなどの不伸縮な繊維の場合
コットンやリネンは伸びにくく、収縮しやすいため、最初の寸法に注意することが必要です。水通し後にサイズを図ってピンを打つことで、目安どおりの大きさに整います。スプレーや蒸気だけでは効果が限定的になることがあります。
素材が硬い場合は、霧吹きで丁寧に湿らせたり、軽く蒸すなどして柔らかくしてからピンで固定する方法が効果的です。
アクリル・化学繊維の特性と道具の扱い
アクリルや化学繊維は水通しや蒸気にあまり反応しないものが多いです。熱に弱い種類もあるため、スチームの温度を低めに保ち、直接アイロンをあてないように注意します。ピンによる固定で形を整えることは可能ですが、乾燥後に元に戻ることがあるので軽く整える程度のブロッキングが現実的です。
湿らせすぎると伸びすぎて形が変わってしまうため、水分の量を抑えることがポイントです。乾燥時に風通しをよくし、自然乾燥を心がけると失敗しにくいです。
揃えておきたいおすすめセットと道具の比較
上で紹介した各道具を効率よく使えるようにセットにして揃えるのがおすすめです。また、用途に応じてコストを抑える選び方や代用品活用も含めて比較します。以下の表で主要道具を比較して、自分の編み物スタイルに合うものを選びましょう。
| 道具 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 専用ブロッキングマット(フォーム/コルク) | 表面が柔らかく編地を傷めにくい。グリッド線で正確に形を出せる | 収納場所をとる。大きな作品はサイズが足りない場合がある |
| ヨガマット・パズルマットの代用 | 安価で多用途。軽くて扱いやすい | 吸水性やグリッド線がないため形を正確に出しにくいことがある |
| ステンレスピン・Tピン | 錆びにくくしっかり固定できる。編地を傷めにくい | 太すぎるものは小さな編み目に刺しにくい。扱いに注意が必要 |
| ワイヤーによるエッジ保持 | 直線や曲線を美しく整えられる。模様がシャープに出る | ワイヤーの扱いが難しいことがある。素材に負担がかかる場合あり |
| スチームアイロン/スタンドスチーマー | 温度調整で素材を傷めにくい。アイロンあてなしで蒸気が使える種類が便利 | 過熱による焼けやテカリに注意。蒸気が多すぎると濡れ戻りや色移りの原因になる |
比較表を参考にしながら、自分の作るもの(例:服、ショール、レース、ベビーブランケットなど)に適した組み合わせを選ぶことが、満足のいくブロッキングへの近道です。
ブロッキングをスムーズに行うための細かいコツ
道具を揃えることだけでなく、ブロッキングの過程での注意点やコツを押さえることで、もっときれいな仕上がりになります。ここでは実践で役立つ細かいポイントを紹介します。
寸法を測ることの重要性
パターンで指定された寸法(幅・長さ)を意識して測ることはとても大切です。編み目がゆるくなったり縮んだりすることがあるため、ブロッキング前に測定しておくと目安になります。グリッド付きのマットやメジャーを使うことで精度が上がります。
また、乾燥後に再測定してパターン通りになっているか確認し、ずれていたら次回の作品で対応できるよう記録に残すのもプロの手法です。
水分の管理と乾燥の仕方
濡らしすぎない、水が滴らない程度の湿り気がポイントです。水通しではタオルで押し出すようにして余分な水分を取ります。乾燥は室温・風通しの良い場所で行い、直射日光は控えましょう。
ブロッキングマットなどの上で完全に乾くまでピンを外さないことが形を保持するために重要です。特に厚手の編地やレースなどは内部の水分が抜けるまで時間がかかります。
素材別の蒸気・熱の使い分け
ウールなどは蒸気で柔らかく整いますが、化繊は高温で変形しやすいため温度を低めに設定し、間接的に蒸気をあてる方法が安心です。アイロンを直接置くプレスは避けるべきです。
使用するスチーム器具の仕様を確認して、連続蒸気機能があるものや霧が細かいものを選ぶことで素材にやさしく、均一な処理ができます。
よくある質問(FAQ)から見える必要なものの疑問点
ブロッキング道具を揃える際に多く寄せられる質問を通して、迷いやすいポイントをクリアにします。
専用マットは本当に必要?
専用マットは形を正確に整えたい場合やレース・ショールなど大きめの作品には非常に役立ちます。しかし小物や軽めの作品なら、タオルや代用品でも十分という意見も多いです。用途によって使い分けるのが賢いやり方です。
ピンはどのタイプを選べばよいか?
錆びにくく、形を固定しやすいものが望ましいです。Tピンやステンレスピンなど耐久性と保持力があるタイプを選ぶとよいでしょう。細かい模様や繊細な編地には細めのピンを使うと跡がつきにくくなります。
ブロッキングにどれくらい時間がかかるか?
編み地の厚さや大きさ、素材によって異なります。薄手のコットンやレースの場合は数時間で乾くことがありますが、ウールや厚手の作品は一晩かけて乾かすこともあります。完全に乾くまでピンを外さないようにしましょう。
まとめ
編み物 ブロッキング 必要なものを揃えることで、作品は格段に美しく整います。まずは専用マット、ピン、ワイヤー、スプレーボトルやスチームアイロン、メジャー、タオルといった基本セットを準備しましょう。素材に応じて道具の使い分けが重要です。
特に天然繊維やレース作品は水通しや蒸気処理に敏感ですので、丁寧に湿らせ、完全に乾かすことがコツです。道具を活用して寸法を守り、形を整えることがプロらしい仕上げにつながります。
最初は揃える道具が多く感じるかもしれませんが、作品の規模や用途に合わせて少しずつ追加していけば十分です。しっかりと道具を選び、効率と仕上がりを両立してください。編み物のブロッキングによって、あなたの作品がさらに輝くことを願っています。
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