子供が大好きな動物着ぐるみ!作り方を紹介

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コラム

動物の着ぐるみは子供たちにとって大人気の仮装アイテムです。
家で手作りすれば、子供の好きなキャラクターや動物のデザインに自由にアレンジできます。
この記事では、子供用の着ぐるみを作るために必要な材料やデザインの選び方、基本的な作り方のステップなどを詳しく解説します。
親子で一緒に楽しみながら作って、お気に入りの着ぐるみを完成させましょう!

子供向け着ぐるみの作り方ガイド

まずは着ぐるみ作りの全体像を把握しましょう。
着ぐるみとは、動物などの全身コスチュームで、子供が着るとぬいぐるみのように変身できます。
手作りするメリットは、何といってもオリジナルデザインが叶うことです。
親子で一緒に作業すれば思い出にもなり、市販品にはない細かなこだわりを反映できます。

作成の基本的な流れは「デザイン決め→型紙・材料の準備→布の裁断→縫い合わせ→仕上げ」の順です。
まずは子供と相談して、どんな動物やキャラクターにするか考えましょう。
それをもとに型紙(パターン)を用意し、必要な布や装飾を揃えます。
次に布を裁断し、縫製して形を作ります。最後に耳やしっぽなどのパーツを付けて完成です。

着ぐるみ作りの魅力と全体の流れ

着ぐるみ作りの一番の魅力は、世界に一つだけのコスチュームが完成することです。
子供が好きな動物の色や柄を自由に選び、飾りも好みに合わせられます。
また、裁断から縫製までの一連の作業を親子で協力して進めることで、楽しい思い出が増えます。
手芸初心者でも、基本を押さえれば挑戦可能です。まずは小さめのサイズから作り始めてみましょう。

作業の全体イメージとしては、以下のような手順になります。

  • ①デザインを決めて型紙を用意する
  • ②生地を選び、必要な道具を揃える
  • ③型紙を布にのせて裁断し、各パーツを切り出す
  • ④パーツ同士を縫い合わせて基本の形を作る
  • ⑤耳やしっぽ、目や鼻などの装飾を付ける
  • ⑥着用してサイズ調整や仕上げを行う

これらの手順を順番に進めることで、着ぐるみが完成します。初心者向けの簡単な動物モチーフからはじめて、徐々にステップアップしていくのがおすすめです。

準備するもの:作業スペースとタイミング

着ぐるみ作りには、ある程度広めの作業スペースがあると便利です。
布の裁断や縫い合わせにはミシンやアイロン台なども使うので、家の中で十分な机や床スペースを確保しましょう。
時間は設計や細かい縫製に意外とかかるので、休日など比較的時間に余裕のある時に取り組むと作業が進みます。
また、作業中は子供の安全にも注意しましょう。裁ちばさみや針は使用時に危険がないよう周囲を整理しておきます。

始める前には、子供の体を採寸しておくのも重要です。
子供用の着ぐるみは成長が早いため、少し大きめサイズで作り、ゴムや紐でサイズ調整できるようにしておくと長く使えます。
作業中も随時子供に試着させて、サイズが合っているか確認しながら進めましょう。

子供を中心に考えるデザインポイント

子供向けの着ぐるみでは、安全性と快適性を重視します。
縫い目の裏側はチクチクしないように、丁寧に縫い代を折り込んだり布の端を処理したりして肌当たりをよくしましょう。
また、飾りが小さく外れやすいと誤飲などの危険があるため、使わない方が無難です。
安全ピンや小さなパーツはなるべく避け、糸付けや大きめのスナップ留めなどでしっかり固定しましょう。

デザイン面では、子供が好きな動物やキャラクターをベースにすると意欲的に作業できます。
例えば恐竜、うさぎ、くま、ねこ、パンダなど、子供に人気の動物モチーフを選びましょう。
カラフルな生地やフェルトを使って目やヒゲのパーツを表現したり、手足やおしっぽに可愛いデザインを加えたりすると、子供も大喜びします。
同じ素材で揃えて全体の統一感を出すと、完成度が高まります。

着ぐるみ作りに必要な材料と道具

着ぐるみ作りには以下のような材料・道具を用意します。

  • 布地:肌触りが良く伸縮するものがおすすめ(フリース、スエット地、ジャージ、パイル地など)
  • 裏地(必要なら):薄手の綿またはポリエステル生地
  • 裁縫道具:裁ちばさみ、ミシンまたは針糸、アイロン、メジャー
  • 留め具:マジックテープ、スナップボタン、ゴムひもなど
  • 装飾素材:フェルトや布、刺繍糸、アップリケ、リボンなど

主に布と裁縫道具があれば基本的な着ぐるみは作れます。最新の手芸品も年々増えており、吸汗速乾性のある布や、伸縮性に富むニット生地などが市販されています。着心地が良い素材を選びましょう。

素材選びのポイントは「子供が長時間着ても快適なこと」です。
具体的には、肌触りの良いフリースやスウェット素材が人気です。これらは秋冬向きですが、柔らかく伸びが良いので動きやすく、保温性も高いです。
夏場の仮装なら、薄手のトレーナー生地やパイル地(バスタオルのような肌触り)がおすすめです。
逆にウール100%の生地はチクチクすることがあるため避け、ポリエステル混紡やコットン素材を選びましょう。

以下の材料は特に人気です:

  • フリース生地:加工しやすく保温性も◎。発色も豊富でカラフルな着ぐるみに最適です。
  • 裏毛スウェット:ちょうど良い厚みで丈夫。伸縮性があるのでフィット感も良いです。
  • ニット生地(天竺など):Tシャツ生地のように柔らかく肌触り抜群。縫い目がほつれにくいのも便利です。
  • ポリエステルサテン:ツヤのある生地で、キャラクターっぽく仕上げたい部分に使います。ただし滑りやすいので初心者向きではありません。

布・素材の選び方:肌触りと伸縮性を重視

子供が動き回ることを考え、伸縮性のある布を選びましょう。伸縮する生地なら体にフィットしやすく、着脱もラクになります。
例えばフリースやスウェット生地は縫いやすく、肌ざわりも良いので入門に適しています。
表面が毛足になっている起毛素材はふわふわして可愛く仕上がりますが、縫い目が見えにくいので初心者は裏向きに縫うときに気を付けてください。
コットンなど天然素材の生地は肌に優しいものの、洗濯で縮むこともあるので、予め水通しをしてから使うと失敗が少ないです。

素材一覧をまとめると以下のようになります:

布の種類 メリット デメリット
フリース・ボア 保温性が高い
ふわふわで可愛い
縫い目が滑りやすい
夏場は暑い
ニット(天竺など) 柔らかく伸縮性◎
肌触り良好
裁ち目がほつれない
厚みで縫いやすさ変化
ポリエステルサテン 光沢が綺麗で高級感
安価で種類豊富
滑りやすく縫いにくい
肌触りは普通

必要な裁縫道具:ミシンor手縫い、裁ちばさみなど

裁縫道具は手縫いでも作れますが、ミシンがあれば作業が格段に早くなります。
ミシン未所持の場合は家庭用ミシンで十分です。直線縫いができればOKですし、伸縮生地用のジグザグ縫い設定があるとほつれ防止に便利です。
布を切るには裁ちばさみがあると仕上がりがキレイになります。テープを布の端に沿わせて切ればまっすぐ裁断できます。
その他、チャコペンや布用マーカー、ものさし、ゲージもあると配布が楽です。

留め具にはマジックテープやプラスナップが便利です。手軽に開閉でき、小さな子供でも安全に扱えます。
紐やゴムひもはウエストや袖口に入れて調整可能にできます。フェルトやアップリケ用の糊、刺繍糸も仕上げに役立ちます。

装飾パーツと付属品:フェルトや安全ピンなど

動物の顔パーツ(目・鼻・口)やしっぽ、耳などの装飾にはフェルトや布の余りを使います。
フェルトは裁断面がほつれにくいので、目や鼻のパーツに向いています。両面テープ糊や接着剤で一時固定してから、ミシンまたは手縫いで縫い留めましょう。
小さな安全ピンやプラスチックパーツで固定すると誤って外れる危険があるので、できれば糸で縫いつけるのがおすすめです。
また、目を安全に加工したい場合は刺繍や布でつくるフェイスパーツが安心です。市販のプラスチックスナップも布同士の固定に便利ですが、使用時は耐久性も確認してください。

デザインと型紙で決める動物コスチューム

次にデザインです。子供が好む動物やキャラクターを絞り込みましょう。
例えば人気のある王道は以下の通りです:

  • 恐竜・トラ・ライオンなどの「強い動物」
  • うさぎ・くま・パンダなどの「かわいい動物」
  • 猫・犬・ひつじなどの「身近な生き物」
  • ペンギン・ひよこなど「子供にも親しみやすいキャラ」

子供の好きな色やイラストも参考に、一緒に図鑑や絵本を見てアイデアを共有するとイメージが膨らみます。
デザインが決まったら、型紙(パターン)を探しましょう。型紙は市販のものを買うか、無料の型紙ダウンロードを利用したり、自分で作成したりできます。

お勧めの型紙入手方法:

  • 手芸本・クラフト本:子供コスチューム専用の書籍には型紙付きのものも。
  • インターネット:ハンドメイドサイトやブログで無料型紙が公開されているケースがあります。
  • 自作型紙:ベースは子供用のロンパース型紙などを参考に、動物のラインを描いてみる。

市販本では可愛いイラストと切り取るだけの型紙セットがあることもあるので、初心者には安心です。
型紙を使わない場合は、実際の洋服を型紙代わりにすると簡単です。お子さんのジャケットなどを紙に写してからパーツを加える方法もあります。

動物モチーフの選び方:人気のキャラや個性で選ぶ

子供が自分で着ぐるみを選ぶとき、かわいい・カッコいい・面白いなどの動物イメージで選ぶことが多いです。
普段から好きな動物の図鑑やテレビキャラをたずねてみましょう。キャラクター性の高いアニメの動物や、ユニークな動物も子供受けしやすいです。
また、被布(ひふ)やフードなどのスタイルも考慮します。フード付き場合は顔が隠れにくく、脱ぎやすいので初心者向きです。
色や柄も大切です。同系色でまとめるとまとまりが出ますが、アクセントカラーで目立たせるのも効果的です。

たとえば、ライオンなら顔周りのたてがみを明るい黄色~オレンジ、体は茶色系とするなど。うさぎなら白やピンクで統一し、耳の内側は別布で切り替えるなどの工夫が生えます。
子供と相談しながら決めれば、作る過程も楽しめます。

型紙の入手方法:ダウンロードや市販、本から

型紙は「販売型紙」「無料型紙配布」「自作」の3つの選択肢があります。
販売型紙は初心者におすすめです。写真付きの説明書が付くものも多く、失敗しにくいのがメリット。クラフトショップや手芸本、ネット通販で購入できます。
無料型紙はネット検索で見つかることがありますが、英語サイトの場合もあるので訳して使う必要があります。手作りサイトやブログで公開されることもあるので、「着ぐるみ 型紙 無料」で探してみましょう。
自作型紙は慣れた方向けですが、市販の市販子供服の型紙をアレンジするのが簡単です。家にあるTシャツやトレーナーを型紙代わりにし、動物のシルエットを加えて調整するとオリジナル型紙が作れます。

型紙を選ぶ際は、子供の身長や体形に合ったサイズかを必ず確認します。既製の型紙が大きい場合は縮小コピーし、小さい場合は拡大コピーして合わせます。
裾や袖は少し余裕を持たせると動きやすくなりますし、裾ゴムや袖口のリブ使いも検討しましょう。

サイズ計測のコツ:子供の体形に合わせるポイント

着ぐるみを作る前に、子供の体を正確に測りましょう。目安として測る項目は、

  • 身長
  • 胸囲(胸・腰周り)
  • 肩幅
  • 腕の長さ、脚の長さ

これらの数値を型紙のサイズと比較し、少し大きめを選ぶか伸縮素材で調整できるように計画します。
着ぐるみはジャンプスーツのように全体がつながっているため、動きやすさを確保するにはゆとりがある程度必要です。特に腕や肩、股下にはゆとりを持たせてください。
調整は縫い代の余裕やゴム挿入、リボン結びなどで後から行う方法が便利です。

採寸する際は、子供に少し大きめのTシャツやパジャマを着せて、その上からメジャーを当てると値が取りやすいです。
また、成長期の子供はすぐサイズアウトしてしまうので、作りながらどのくらい大きくなるかも想定しておくと長く使えます。

基本ステップ:布の裁断と縫い合わせ

型紙がそろったら布の裁断に移ります。まず、布を広げてシワを伸ばし、型紙を置きます。
型紙には前身頃、後身頃、袖、フード(頭)のパーツなどがあります。指定どおりに配置し、チャコペンで型紙を布に写してください。
このとき、布の柄や毛足の向きにも注意しましょう。左右対象の型紙の場合は2枚裁断し、左右の向きをそろえると仕上がりが自然です。
一般的に着ぐるみは前後・左右対称のパーツが多いですが、耳やしっぽは個別に裁断します。

  1. 型紙をおいた布にチャコで印をつける
  2. 布を裁ちばさみで切る
  3. 裁断したパーツの縁にほつれ止め(ジグザグステッチなど)を入れる

裁断後、布の切り口はほつれないようにジグザグ縫いやロックミシンをかけます。ニット生地なら端からほつれにくいですが、生地が分厚い場合は始末しておきましょう。

布の裁断ポイント:型紙配置と余裕を持つ

効率よく布を使うために、型紙は無駄なく配置します。
たとえば袖やポケットなどは縦長の余裕部分に配すると布が節約できます。布の端から1cmほど縫い代をつけて裁断するのが基本です。
また生地が伸びる方向を考えて置くことも重要です。口や袖口のゴムを通す余裕や、動かすためのゆとりは必ず考慮しましょう。

裁断を終えたら各パーツに型紙の印を写すことも忘れずに。前後の見分けがつくようにマークしておくと、縫い合わせ時の間違いが防げます。

縫い合わせの基本:ミシン縫いと手縫いのコツ

パーツを縫い合わせます。ミシンを使う場合、ニット地なら伸縮縫い(ジグザグ縫い)設定にすると縫い目が割れにくくなります。
縫い始め・終わりは返し縫い(前後に短く縫う)して糸を留めておくとほどけにくいです。
手縫いの場合は返し縫いをしっかり行い、丈夫にします。特に肩や股の部分は強力に縫っておきましょう。

縫う順序は、まず前身頃と後身頃を肩と脇で縫い合わせ、胴体部分を完成させます。次に、袖口を縫い、胴体に縫い付けましょう。裾や袖口にはゴムやリブを入れる場合があります。
最後にフードや頭部のパーツをつなぎます。フードは顔の周りになるので、縫い目は肌に直接当たらない内部側にします。

縫い代は左右に開いてアイロンで割ると縫い目がなじみ、着たときにごわつきにくくなります。生地によっては片側に折ってアイロンで押さえるとキレイに仕上がります。

仕上げ処理:端のほつれ止めとマジックテープ

縫い終えたあと、端の始末をしておきます。開口部(前開きがあるならループを通す部分や裾口)にはほつれ止めやジグザグ縫いをしておきます。
着脱しやすくするため、前開きや裾にマジックテープやスナップを付けると便利です。マジックテープは剥がしたり貼ったりが簡単ですが、裏側がゴツゴツしないよう縫い代に囲んで隠すと皮膚に当たらず快適です。

また、手足の先に手袋や靴のような形のパーツを作りたい場合は、カバーオールの袖や裾を伸ばして足用に作ることもできます。丈夫な糸で返し縫いをして補強しましょう。始めての場合はシンプルなフード付きケープタイプから挑戦するのもおすすめです。

子供が喜ぶ装飾と仕上げアイデア

最後に、着ぐるみを華やかにする装飾を施します。ここで子供の個性を出せるので、ぜひ楽しんでください。
まず、耳やしっぽなどの立体パーツから作ります。

  • 耳:布を2枚重ねて縫い、間に綿(わた)を入れて形をふっくらさせます。顔の近くに来るので、裏布が当たっても柔らかい素材にすると安心です。
  • しっぽ:布を筒状に縫って綿を詰めれば簡単にできます。取り外し式にしたり、腰のゴムに着脱できるよう工夫すると洗濯しやすいです。

作った耳やしっぽを本体に縫い付けます。縫い目が目立たないようヘアステッチ(見えにくい部分を細かく縫う方法)で留めると丁寧です。

顔パーツにはフェルトや刺繍を使いましょう。色付きのフェルトを小さく切って目や鼻を作り、布用接着剤で仮止めしてから縫い付けます。刺繍糸で直接布に目鼻を書き込むと、味わい深い仕上がりになります。
装飾に迷ったら、厚紙や100均のパーツで定番のバランス(左右対称)を守り、子供と一緒に位置を確認しながら付けましょう。

カラーリングで工夫する場合、グラデーションやストライプ柄の布を使っても面白いです。布の端切れが余ったら、ポケットや前掛け風のフラップでアクセントを付ける方法もあります。
例えば、恐竜なら背中にシート状のトゲをつけたり、カエルならハート形のポケットを胸に配置したりするとおしゃれです。

立体パーツ作り:耳やしっぽでアニマル感UP

動物の特徴を出すパーツを準備しましょう。例えば耳は三角形に2枚裁断し、縫い合わせて綿を詰めます。フェルトで内側の色を切って貼り、強調してもかわいいです。
しっぽはバナナ形や丸い形など動物に合わせて作ります。しっぽの先に房を付けてアクセントにするのもおすすめです。
パーツを取り付ける位置は、フードや背中側にするのが一般的です。仮止めしてから位置を確認して縫いましょう。強度を持たせるため、縫い付け後に裏から当て布をあてると安心です。

顔パーツのデコレーション:目・鼻・口の作り方

フェルトを使った目や鼻の作り方:
フェルトを好みの形に切り抜き、目なら円形や楕円形、鼻なら大きめの円や楕円形にします。
目を白黒2色のフェルトで作り、重ねて縫い止めると立体感が出ます。糸で縫う場合は返し縫で何度か縫って強度を上げましょう。
舌やヒゲなどは刺繍糸で縫い付けると華やかさが増します。たとえばクマなら鼻をフェルト、口元を刺繍にするなど組み合わせを工夫しましょう。

貼り付ける際は、左右対称になるように子供と一緒に鏡を見ながら位置を調整すると喜ばれます。パーツが大きすぎると怖く見えることもあるので、子供の顔が映るサイズを意識してください。

カラフルな装飾:フェルトや刺繍で個性追加

フェルトの切れ端を活用して星やハート、イニシャルを作って付けるのも良いアイデアです。
刺繍やアップリケで名前や動物の模様を入れるとオリジナリティがアップします。例えば恐竜の背びれを刺繍で表現するなど、後付けデザインでさらにかわいく仕上げましょう。
また、肩や腰部分にリボンやフリンジをつけると女の子には特に喜ばれますし、男の子にはポケットやワッペン刺繍をアクセントにするのもお勧めです。

仕上げの最後に一度アイロンを軽くかけて全体を整えると、縫い目が落ち着き、よりプロっぽい見た目になります。その後、子供と一緒に着用して完成。笑顔を見る瞬間が、この手作り着ぐるみのいちばんの喜びです。

着用時の注意点とサイズ調整

完成したら、試着して子供の動きやすさや安全性をチェックします。
胴回りやひざ下がきつい場合は縫い目をほどいてゆとりを足すか、ゴムひもにして伸縮性をもたせると改善できます。袖や足の長さが長すぎるときは折り返しまたは詰めて調整しましょう。
特に頭部はフードやかぶり型の出口が小さいと脱ぎ着が大変なので、窮屈にならない程度に広げておきます。

安全面の注意も重要です。飾り付けで紐やヒモを多用すると、遊んでいる最中に引っかかる可能性があります。なるべくループ状のゴムやスナップ留めで済ませ、首の周りには余計なヒモをつけないようにします。
また、チャック(ファスナー)を使う場合はフタ付きのものを選ぶか、上まで閉めた後ヘッド部分に布のフラップを留めて肌に金具が直接当たらないように工夫します。

サイズの最終チェック:動きやすさとフィット感

着たときに窮屈でないか、腕を伸ばしたりジャンプしたりして確認します。
フードの深さもポイントです。顔に当たって子供が嫌がるようなら、少し浅めにするか前身頃にボタンを増やして調整します。
また暑くないかチェックしましょう。重ね着する季節なら温かいですが、春秋の場合は裏地をメッシュ素材にするなど工夫もできます。

実際に子供が走り回る場面を想定して、改めて縫い目や留め具に緩みがないか確認してください。伸びたりずれたりしないかが事故防止になります。

安全性の工夫:ヒモや飾りが危なくないか

着ぐるみで特に気をつけるのは、小さな子供の安全です。
首周りに垂れ下がるヒモやフリンジは長さに注意し、短めにカットしてください。手の届く範囲にボタンやチャックが露出していないか、鍵盤がとびらにかからないように見ておきます。
ベルトやリボンを使う場合は、ほどけない結び方を工夫するか、固定できるバックルやスナップ留めにするのが安心です。

また、洗濯タグなども直接肌に当たるとチクチクすることがあります。着用前にアイロンでタグを貼り付ける、または切り取るなどしておくと快適です。

お手入れ方法:洗濯と補修で長持ちに

手作り着ぐるみは家庭で洗える素材を選んでいることが多いです。洗濯の際は、色落ちや縮みを防ぐためにネットに入れて洗濯機で洗い、低温でソフト乾燥や陰干しを心がけましょう。
洗剤を使うと布が傷む場合があるので、柔軟剤入り洗剤でやさしく洗うと長持ちします。裏地がある場合は、先に外せるパーツを外してから洗うとスムーズです。

着用中に糸がほつれたり穴が開いた場合は、小さなうちに手縫いで補修しましょう。長く使うため、小さな破れや外れをこまめに直しておくと安心です。

まとめ

子供用の動物着ぐるみは、サイズやデザインを自由に工夫できる手作りがオススメです。
手順は「デザイン決め→材料・道具の準備→裁断→縫い合わせ→装飾→仕上げ」とシンプルです。各ステップでサイズ調整や安全面に注意すれば、安心して楽しく作れます。
フリースやスウェットなど肌触りの良い生地を選び、綿100%や伸縮素材を活用して快適な着心地にしましょう。フェルトや布を使った飾り付けでオリジナル感を出すと、子供も大喜びです。
親子で協力して作る過程も楽しい思い出になります。最新の素材や道具を使いながら、子供が笑顔になる素敵な着ぐるみを手作りしてみてください。

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