お洒落なエプロンスタイの作り方【今すぐ作れる!】

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コラム

お食事時に大活躍するエプロンスタイは、赤ちゃんや子どもの服を汚れから守るだけでなく、コーディネートのアクセントにもなります。本記事では初心者でも作りやすい手順で、必要な材料・型紙の準備から、基本の縫い方、さらにフリルやリボンを使ったおしゃれなアレンジ方法まで丁寧に解説します。最新情報を交えながら、誰でもすぐに作れる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

エプロンスタイの作り方:準備と基本ポイント

エプロンスタイとは、首元で留める形のよだれかけ(スタイ)に、エプロンのような前面カバーが付いたデザインのことです。通常のスタイよりも大きな範囲を覆えるため、食べこぼしをしっかりキャッチできるのが特長です。赤ちゃん用食事エプロンとも呼ばれ、離乳食期から大活躍します。
布製のエプロンスタイは、慣れれば短時間で手作りできるため、保育園準備やプレゼント用にもおすすめです。まずは作り方の基本を押さえましょう。

エプロンスタイを手作りすると、自分好みのデザインにアレンジできるメリットがあります。また既製品に比べて低コストで複数枚用意でき、汚れやすい食事時も安心です。作り方の基本ポイントは、首回りサイズの計測布の選び方です。子どもの首周りを測り、ゆとりを考慮したサイズの型紙を用意しましょう。記事内では型紙作りも解説します。

エプロンスタイとは?特徴と基本

エプロンスタイは、簡単に言うと「肩から胸元を覆う大判のスタイ」です。よだれかけとは違い、食べこぼし対策に重点を置いているのが特徴。食事時にこぼれた汁物やごはん粒をしっかり受け止め、服を汚れから守ってくれます。
また、カフェエプロンのように首ひもやマジックテープで簡単に装着できるデザインが多く、自分でスタイをつけ外ししたがる子どもにも好評です。最近はエプロンスタイのデザインも多様化しており、シリコン製や撥水素材のものも人気ですが、今回は布製のおしゃれなエプロンスタイの手作り方法に絞って解説します。

保育園では手作りのエプロンスタイが推奨されることもあり、実際に布製タオルエプロンスタイはコスパと衛生面で高評価されています。手縫いやミシンを使って作る方法がありますが、基本の作り方をマスターすれば簡単です。布地の吸収性や厚みを考慮し、お子さんに合った素材を選びましょう。

必要な材料と道具

エプロンスタイを作るために必要な主な材料と道具は以下の通りです。手芸初心者でも入手しやすいアイテムばかりですので、裁縫道具一式を揃えましょう。

  • 【布地】タオル生地(フェイスタオルサイズがおすすめ:概ね30~35cm×32~35cm)
  • 【補強布】ガーゼや綿布(首回り用とポケット用に分けて60cm×6cm程度を2枚ほど)
  • 【留め具】マジックテープやスナップボタン(首元留め具用)
  • 【ゴム】1cm幅程度の平ゴム(首周りに通す用:約40cm程度)
  • 【道具】チャコペン・まち針・ハサミ・糸(布に合った色)・ミシンまたは手縫い針
  • 【その他】アイロン(折り目をしっかりつける)、ものさし・メジャー

布地は吸収性のあるタオル生地(コットンタオル・ガーゼ地など)をメインに使います。ポケット部分には、汚れをつかみやすい二重ガーゼや、あるいは拭き取りが楽なラミネート(撥水加工)生地を組み合わせるのも人気です。ラミネート生地は離乳食時の汁を受け止めやすく、サッと拭けて清潔です。
留め具には、手軽に付け外しできるマジックテープやスナップボタンがおすすめです。マジックテープなら工具不要で簡単に取り付けでき、スナップボタンは子どもに外れにくく安全です。小規模のポケットを作る場合は、補強用の布を使うと丈夫に仕上がります。

型紙の作り方とサイズの測り方

手作りエプロンスタイには市販の型紙もありますが、紙とペンがあれば簡単にオリジナル型紙を作成できます。まずは、お子さんの首周りをメジャーで測り、完成時の首回りの長さ(+5~10cm程度のゆとり)を決めましょう。型紙の形状は、基本的に胸からお腹まで覆う台形や四角形になります。

型紙作成のポイント:

  • 首周りが重なるように背中で留めるタイプなら、半身の型紙を2つ重ねて前面を作ります。
  • 前開きタイプなら、背中側も含めた一枚仕立てにし、マジックテープを首元と腰回りに付けます。

布に直接型紙を載せるときは、中心線や折り目になる位置をマークして布の中心や端に合わせます。型紙は厚紙や不要な包装紙でも代用できます。
また、既存のタオルやスタイをお持ちの場合は、それを裁断線の目安にして布を取りましょう。自分で測るのが難しい場合は、既製品のスタイも参考になります。首回りや前面の幅、高さを比べて、子どもの体型に合った型紙を作ってください。

エプロンスタイの作り方ステップ:基本の手順

ここからは実際の裁縫手順をご紹介します。作業の難易度を下げるコツは、一つひとつの工程を確実に行うことです。初めての方は、まず広いテーブルなど裁断スペースを確保しましょう。

基本の手順は大きく分けて以下の3ステップです。ミシンがなくても手縫いで対応できますが、ミシンを使えば仕上がりが早く丈夫に作れます。

生地の裁断と下準備

まずは布地を裁断します。タオル地はフェイスタオルを使う場合は端処理不要なので簡単です。それ以外の布は、前述の型紙に沿って裁断し、切り口を折り返して縫い代をアイロンで押さえておきます。
裁断したタオル生地の両サイド(左右)を約5mmほど折り返し、ミシンまたは手縫いで端を縫っておくと丈夫になります。ハンカチやガーゼに近い薄手布の場合は、端ミシンを施すかロック縫いでほつれ止めをしておくと安心です。

この段階であらかじめ、エプロンスタイの中心線にアイロンで折り目を付けておくと後の工程が楽になります。アイロンは強めにかけて布にきれいな折り目を残しておくのがコツです。

首周りの縫い合わせ

次に、首回り部分を作りましょう。まず首回り用の布(ガーゼなど)を中表(布の表側同士を合わせる)にして縫い合わせ、筒状にします。縫い終わったら筒を表に返し、輪になるように半分に折ります。すると首元にフィットする円形になります。
続いて、タオル地または表布の首元の端に、この筒状パーツを合わせ、中表で重ねて縫い付けます。縫い代はアイロンで割って平らにします。最後に作業を見返しながら縫い目からはみ出さないように気をつけ、表に返して縫い目を隠します。これで首回り部分は完成です。

次にゴム通し口を作ります。首周りパーツの端に1cm幅でステッチラインを引き、ゴム通し口を確保します。ゴム通し口からゴムを通し、子どもの首回りに合わせてしっかり結んで抜け止めにします。ゴムの結び目は、小さくなるようにきつく結び、縫い代の中に隠せば見た目も安全性もアップします。ゴムが見えて気になる場合は、後述の飾り布でカバーする方法もおすすめです。

飾りとポケットの取り付け

最後にお好みで飾り布やポケットをつけます。飾り布とは、スタイの下部に小さなポケット風の布を縫い付けたり、フリルリボンを付けたりするアレンジです。これらは必須ではありませんが、食べこぼしをキャッチする役割を果たしてくれます。
ポケットを付ける場合は、先ほど縫い合わせたタオル地の下端にガーゼやラミネート生地などを中表で重ね、縫い付けます。裏返してから表側からミシンで縁をステッチし、ポケット型にします。フリル等の装飾を加える場合は、縫い付け位置を確認しながら少しずつ形を整えて縫い合わせましょう。縫い終わったら、全体に歪みがないか確認して完成です。

以上がエプロンスタイの基本的な作り方です。工程ごとに少しずつ仕上がるので、裁縫初心者でも取り組みやすいはずです。完成したら一度手洗いし、アイロンで形を整えると、よりきれいに仕上がります。

縫わないエプロンスタイの簡単な作り方

「ミシンや裁縫が苦手」という方でも安心な、縫わないエプロンスタイの作り方をご紹介します。保育園や入園準備で用意する際にも人気のスタイルです。タオルとゴムだけでわずか数分で完成するので、小さなお子さんのママ・パパにも好評です。

縫わないスタイのメリット

縫わないスタイは、必要な布地にゴムを通すだけの簡単工程が最大のメリットです。ミシンも針も不要なので、裁縫に自信がない初心者でも取り組みやすい方法です。さらに縫い目がない分、ゴロゴロせず肌当たりが良いのも嬉しいポイント。長く使ってゴムが伸びても、新しいゴムと交換するだけで再利用できます。

また、材料がタオルのみなのでコストが安く、間に合わないときは既にあるハンドタオルやフェイスタオルを流用して手早く作成可能です。例えば花柄のタオルを使えば、布製スタイにはない「洗えるゴムループ」としての突拍子もないデザインが楽しめます。

必要な材料

縫わないスタイに必要なのは以下のものだけです:

  • ハンドタオル(約35×35cmくらいがおすすめ)
  • 平ゴム(幅1cmほど、子どもの首回り+αの長さ)
  • メジャー・裁断はさみ
  • ゴム通し(糸通しでも可)

タオルは柔らかめで吸水性の良いものが最適です。タオルを二つ折りにした状態で使うと首回りの仕上がりがちょうどよくなります。用途に合わせて、ダブルガーゼやフェイスタオルを利用しても構いません。ゴムは子どもの首周りにフィットしつつも締め付けない長さにカットしてください。

縫わないスタイの作り方

作り方は非常に簡単です。手順を追って説明します。

  1. タオルを裏返して2つ折りにする。中心が首元になります。
  2. タオル上部の端にゴムを通す。ゴム通しを使ってタオルの両端を1cmほど折り返して輪っか状にゴムを通す。
  3. ゴムを締めて子どもの首周りサイズに合わせ、結び目を作る。結び目は小さく固く結び、折り返し部分に隠す。
  4. 余ったゴムをカットし、結び目をタオルの折り返し部分に押し込んで仕上げる。
  5. お好みで、余った布をボタンやリボンで飾り付けしても可愛い。

たったこれだけでエプロンスタイ風のスタイが完成します。ポケットが欲しい場合は、タオルの前面下部に別の布を貼り付けて足せば簡単にポケットタイプのスタイにリメイクできます。

縫わないタイプは素材もシンプルで給食後の洗濯も楽です。ゴムだけ交換すれば長く使えるので、コスパ面でもメリットがありますね。

おしゃれなデザインアレンジ:かわいいエプロンスタイのアイデア

せっかく手作りするなら、見た目にもこだわりたいものです。ここではおしゃれに仕上げるアレンジ例をご紹介します。「フリルを付ける」「リバーシブルにする」「アップリケを付ける」などのアイデアで、オンリーワンのスタイを作りましょう。

フリル付きエプロンスタイの作り方

フリルを付けるだけで一気にガーリーでかわいらしい印象になります。作り方は簡単で、幅10~15cm程度の布を長めに裁断し、端を三つ折りにして縫い、波縫いでギャザーを寄せてから本体に縫い付けるだけです。フリルはタオル地で作ると洗いやすく実用的ですし、薄手のガーゼを組み合わせても軽やかで素敵です。

フリル付きスタイはおめかし着せ替えにもぴったり。赤ちゃんのよだれかけにも可憐なアクセントを加えてくれます。ただし、ゴクゴク飲むわけではないのでフリルが過剰につきすぎないよう注意しましょう。ご飯に直接つく部分はなるべくフラットにして、フリルは首元や胸元に控えめにつけると扱いやすいです。

リバーシブルスタイのアイデア

両面使えるリバーシブルデザインは、コーディネートの幅も広がり便利です。表と裏で布の柄を変えるだけで印象が変わるため、男の子・女の子どちらにも対応できます。生地は表裏とも肌触りの良いものを選びましょう。例えば、表はガーゼ素材で裏はタオル地にするなど、季節や用途に合わせて組み合わせるのもおすすめです。
縫い方のコツとしては、表地と裏地をあらかじめ中表に合わせて縫っておき、ひも部分を挟んで仕立てる方法があります。アイロンで端処理をしっかりしてから表に返し、端をステッチするときれいに仕上がります。

また、布柄選びのポイントとして、食べこぼしが目立ちにくい濃い色や柄物を表面に使い、裏面は肌に優しい色柄にするという方法もあります。ダブルフェイス仕様なら、汚れた面を裏返して使うこともできるので便利です。

アップリケやリボンでおしゃれに

ワンポイントにアップリケやリボンを施すと、ぐっとオリジナル感が高まります。動物やキャラクターのアップリケを貼るだけで子どもが喜ぶおしゃれスタイに変身しますし、布用シールやアイロンプリントを利用しても手軽です。素材がタオル地の場合は、縁をミシンで補強すると剥がれにくくなります。

リボンは首の後ろリバーに結ぶタイプより、前側に結ぶ飾りが人気です。首元の留め具カバーとしてリボン風に巻くシュシュ型ゴムカバーの付け方などもあります。これならゴムを隠しつつ、装飾性も抜群。ゴム結び目をカバーするリボンは、洗濯時に取り外せるよう安全ピン留めにしておくと便利です。

エプロンスタイのお手入れ方法

布製エプロンスタイを長く清潔に使うためには、日々のお手入れが重要です。食事後はなるべく早く洗いましょう。食べこぼしを長時間放置すると、細菌が増殖して臭いの原因になります。以下のポイントを参考に、手作りエプロンスタイを清潔に保ってください。

汚れ・臭い対策の基本

スタイを使った後は、まず食べこぼしを洗い流してから洗濯機に入れると効果的です。特にミルクや野菜などタンパク質が含まれる汚れは、湯通しや専用洗剤で予洗いすると臭い残りを防げます。口コミでも「洗濯機に入れる前に酸素系漂白剤でつけ置きすると黄ばみや臭いが取れやすい」と報告されています。

また、洗剤はできれば中性洗剤を使用し、手洗いコースやネットに入れてやさしく洗いましょう。平織りのタオル地でも強水流で洗うと毛羽立ちやすいので注意が必要です。色柄物の場合は他の洗濯物とは分けて洗い、色移りにも気をつけてください。

正しい洗濯方法と注意点

エプロンスタイは毎日使用するアイテムですから、洗濯頻度は使用状況に応じて決めましょう。保育園などでは毎日洗濯することが推奨されています。洗濯後は必ず十分に乾燥させましょう。タオル生地は厚みがあるため、乾燥機よりも日陰の風通しの良い場所で自然乾燥させると生地を傷めにくいです。

乾燥が不十分だと雑菌が繁殖しやすいので、しっかり乾かすことがポイントです。必要に応じて表面をアイロンがけして形を整えれば、次の使用時にも見栄えよく使えます。エプロンスタイのタグや飾り紐がついている場合は、洗濯ネットに入れて引っかかりを防ぎましょう。

長持ちのコツ

洗濯・乾燥時のひと手間でエプロンスタイが長持ちします。たとえば、洗濯機に入れる前に汚れ部分を湿らせ、やさしくもみ洗いしておくと汚れ落ちがスムーズです。漂白剤を使う際は完全にすすいで残留物が残らないように注意してください。
また、ゴムやマジックテープは熱に弱いものもあるので、あまり高温で洗ったり、長時間太陽光にさらすのは避けましょう。防水スプレーや撥水剤を布の表面に軽くスプレーしておくと、汚れがつきにくくなる便利な方法です。ただし、赤ちゃんが口にするおそれのある部分には使用を控えてください。

まとめ

エプロンスタイは、手作りならではの楽しみながら作れるベビーグッズのひとつです。今回ご紹介したように、必要な材料と型紙の準備さえできれば、基本的なステップで初心者でも十分に作れます。生地選びでは吸収性や肌触りを考慮し、デザインアレンジで個性を出せば完成度が高まります。また、縫わないタイプやラミネート生地を活用すれば、さらに手軽でお手入れしやすいスタイになります。
お手入れ面では、食後すぐに洗って菌の繁殖を防ぐことが重要です。しっかり乾燥させることで衛生的に保ちつつ、汚れが気になる場合は漂白処理や防水加工も活用してください。これらのポイントを押さえ、最新情報を参考にしながら自分だけのおしゃれなエプロンスタイ作りに挑戦してみましょう。一度作り方を覚えれば、出産祝いやプレゼント用にも応用できる便利アイテムです。

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