ファスナーの長さを自由に調整する方法|基礎からコツまで徹底解説

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コラム

ハンドメイドなどで使用するファスナーですが、購入したファスナーが作ろうとしている作品に対し長すぎたり短すぎたりして困った経験はありませんか?
実はファスナーの長さ調整は家庭でも可能で、新しい道具やコツを使えばより簡単に行えます。
ファスナーの長さ調整によって、持っている衣類や雑貨をより快適に使い続けられるようになりますし、新たに買い足す手間も省けます。
初心者でも分かるように手順とコツを丁寧に解説するので、ぜひ参考にしてください。

ファスナーの長さを調整するメリットと基礎知識

ファスナーの長さを調整することで、手作りの作品にピッタリ合った留め具に仕上げることができます。
例えば、市販のファスナーが長すぎる場合は余分な部分を詰めて見ためをスッキリさせたり、短すぎる場合は長いファスナーに付け替えて使いやすくしたりといったメリットがあります。
次に、作業に取りかかる前にファスナーの構造や種類を確認しておきましょう。

長さ調整が必要なシーン

ハンドメイドでバッグやポーチ、洋服などを作るとき、市販のファスナーの長さが合わず調整が必要になる場面が多くあります。例えばバッグに使うときは正確な長さでないと縫い付けが難しくなりますし、お洋服では適切な長さでないと開閉しにくいことがあります。
市販のファスナーは限られた長さしか売られていないことが多いため、必要な分だけ詰めたり伸ばしたりする技術が役立つのです。

ファスナーの基本構造

ファスナーは大きく「テープ(布部分)」「歯(エレメントまたはムシ)」「スライダー(開閉部分)」「止め具(上止め・下止め)」で構成されています。歯は互いに噛み合っており、スライダーで開閉する仕組みです。
上止めと下止めはスライダーが脱落しないように両端を固定しています。調整を行う際には、この各部の名称や機能を理解しておくことが重要です。

主なファスナーの種類と特徴

ファスナーには、大きく分けて金属製ファスナー、コイルファスナー(樹脂性)、そしてビスロンファスナー(プラスチック製)の3種類があります。用途や特徴が異なるため、調整方法も少しずつ違います。以下の表でそれぞれの特徴と長さ調整のポイントを比較します。

ファスナーの種類 特徴 / 長さ調整のポイント
金属ファスナー 金属製の歯が並ぶタイプで、耐久性があります。
調整する場合はペンチを使って下止めを外し、余分な金属歯を取り除きます。最後に新しい止め具をかしめて完成させます。
コイルファスナー ポリエステルなどの糸を螺旋状(コイル)にした歯が特徴です。
長さ詰めは主にミシンや手縫いで糸をかけて留める方法で行います。歯をまとめてカットして新しい止め具を取り付けることも可能です。
ビスロンファスナー プラスチック製の成型歯が特徴で、軽量です。
基本的には金属ファスナーと同様に調整できます。余分な歯をペンチで取り外し、新しい止め具をつけましょう。

ファスナーの長さを調整する前に必要な道具と準備

まずはファスナーの長さ調整に必要な道具と準備手順を確認しましょう。正確に調整するためには、いくつかの基本的な道具が必要ですし、調整前に長さを測ってマークを付けておくことが重要です。

長さ調整に必要な道具

長さ調整に必要な主な道具は次のとおりです。

  • メジャー・定規:ファスナーの現在の長さや調整後の長さを正確に測るため。
  • チャコペン・鉛筆:調整する位置に印を付けるため。ファスナーの裏面に薄く印をつけましょう。
  • ペンチ(平つぶしペンチ):金属やビスロンファスナーの止め具を外したり取り付けたりするために使用します。
  • 目打ち・くい切り:コイルファスナーの歯(ムシ)を一つずつ取り除いたり、余分な糸を抜いたりするのに使います。
  • カッター・はさみ:ファスナーのテープを切断するために使用します。後ほど紹介するピンキングばさみもあると便利です。

長さを測る方法と印付け

まず、切り詰めた後の理想的なファスナー長さを考えて、マークをつける場所を決めます。
片側の下止めを始点として、そこから必要な長さをメジャーで測り、ファスナーの裏面に印を付けます。
印を付けるときは裏側にすると仕上がりも目立たず、より正確に作業できます。

テープのカット方法と注意点

印を付けた箇所でファスナーのテープを切りますが、布でできたテープの端はほつれやすいため注意が必要です。ピンキングばさみがあればギザギザに切ってほつれを防げます。なければ普通のはさみで切ったあと、ライターなどで軽く端を炙ってテープを溶かすことでほつれ止めできます。
市販ファスナーには仕上がり2cm前後で切れるように余裕を持たせて作られているので、加工後も2cm程度テープを残すと作業がしやすくなります。

ファスナーの長さを短くする方法

ここからはファスナーの長さを実際に短くする方法を、ファスナーの種類別に解説します。コイルファスナーと金属ファスナーでは手順が少し異なりますので、それぞれの特徴に合わせて調整しましょう。

コイルファスナーの短縮方法

  1. 調整後の長さに印を付ける(先にスライダーがあれば下に移動させておく)。
  2. 印の位置で糸を使って歯を縫い留める。これにより印より下側の歯が動かないように固定できます。
  3. 下側にある不要な歯とテープをカットする。ニッパーや目打ちを使って歯を一つずつ取り除きます。
  4. 必要であれば、新しい下止めをペンチでかしめて取り付ける。

糸で縫い留める方法はコイルファスナーでもっとも簡単です。また、金属製の下止めが付いている場合は、余分な歯をまとめて切り落としてスライダーを外し、新しい位置に止め具を付け直すこともできます。

金属ファスナーの短縮方法

  1. 長さを測り印を付ける。
  2. ペンチで上止めを外し、スライダーを取り外す。
  3. 不要な下側の金属歯をスライダーから押し上げる形で取り除く。
  4. 印の箇所で新しい下止めをペンチでかしめて固定する。

金属ファスナーの場合、ペンチやニッパーを使って金属の歯を切断・取り外す必要があります。止め具を再利用するか、新しい止め具(金属製の板状パーツなど)を使って仕上げます。

ビスロンファスナーの短縮方法

  1. 調整したい長さに印を付ける。
  2. 金属用と同じように、ペンチで下止めを外す。
  3. 余分なプラスチック歯を1つずつ取り外し、テープをカットする。
  4. 新しい止め具(ビスロン用)をかしめて取り付ける。

ビスロンファスナーはプラスチック製ですが、基本的な手順は金属ファスナーと同様です。噛み合わせが固い場合もあるので、歯を外すときはペンチを使って丁寧に作業してください。

ファスナーの長さ調整の注意点とコツ

ファスナーの長さを調整する際には、いくつかの注意点とコツを押さえておくと仕上がりがきれいになります。テープを切るときや止め具を取り付けるときにミスをするとファスナーが使いにくくなるため、慎重に作業を行いましょう。

テープの切断時の注意点

ファスナーのテープを切る際は、先端をあまり短くしすぎないようにします。実際に市販のファスナーは、下止めからある程度(約2cm程度)は余裕を持たせて設計されています。調整後もおおよそ2cm前後のテープを残すと加工しやすいです。また、切り口はほつれやすいので、ピンキングばさみで切断するか、切断後にライターなどで軽く炙るなどしてほつれ止めを施してください。

ほつれ防止のコツ

ファスナーテープは布製なので、カットしただけではすぐにほつれてしまいます。まずは端をピンキングばさみでギザギザに切っておく方法が簡単です。ピンキングばさみがない場合は、切り口にライターで軽く熱を加えて溶かすか、市販のほつれ止め剤を塗っておくと効果的です。こうすることで表面を固めてほつれを防止できます。

上止め・下止めの再取付

ファスナーを短くした後は、スライダーが装着されたままでは通過できなくなるので、上止めと下止めを必ず取り付け直します。上止めを新しい位置にかしめてスライダーが抜けないようにし、下止めをかしめて歯が脱落しないようにしましょう。止め具の取り付けが緩いと、ファスナーが抜けたり壊れやすくなるため、ペンチでしっかりと固定してください。

まとめ

ファスナーの長さ調整は、一見難しそうに見えますが、基本の構造を理解して正しい手順で行えば家庭でも十分対応できます。調整ができるようになれば、手芸の幅が広がり、既存のファスナーを無駄にせず使いまわせるようになります。道具をそろえて丁寧に作業し、今回紹介した手順やコツを参考にすれば、希望の長さに合わせてきれいに仕上げられるはずです。

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